配信日時 2017/12/19 09:49

「マインドフルネス」の研究家が語る、スマフォとの正しい付き合い方【フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤】

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<本日のお話> 平成29年12月19日 (第1404号)

「マインドフルネス」の研究家が語る、スマフォとの正しい付き合い方

フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤

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(本日のお話 2662文字/読了時間2分半)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は有給をいただき、
秩父にてゆっくりしておりました。

午後からは都内に移動し、
少し前から話題になっている
「マインドフルネス」についての勉強会に参加。


講師はドラッガー大学として有名な、
米クレアモント大学で活躍する准教授の
ジェレミーハンター氏が自ら行うワークショップで、
色々な気づきがありました。


本日は、そこで学んだこと、
そして感じたことを、
皆様にご共有させていただきたいと思います。


タイトルは、


【「マインドフルネス」の研究家が語る、スマフォとの正しい付き合い方】。


それでは、どうぞ。


■「マインドフルネス」という言葉、

皆様は、聞いたことがありますでしょうか。


スティーブ・ジョブスなども実践をしていた、
ということで有名になった言葉で、
元々は仏教の「禅」の考えがベースになったものです。


ウィキペディアによると、
こんな説明がされています。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

マインドフルネス(英: mindfulness)は、

今現在において起こっている内面的な経験、
および外的な経験に注意を向ける心理的な過程である。

マインドフルネスの語義として、

今この瞬間の自分の体験に注意を向けて、
現実をあるがままに受け入れることである、とか、

特別な形で、意図的に、評価や判断とは無縁に、
注意を払うことである、

といった説明がなされる。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

とのこと。


ちょっと難しいですね。。。


私の解釈で、平たく言えば、


『今、この瞬間に集中すると、、
 充足感、充実感を感じることができる』


このプロセスが、マインドフルネス、
と理解しています。

(違ったらごめんなさい)


■さて、そんな「マインドフルネス」について、

先日の講師、ジェレミーハンター准教授は、
その専門家として、もう17年も前から研究を始めたそうです。

17年前、当時は、
「マインドフルネス」なんて言葉もなければ、
そんな考え方すらありませんでした。

だから、周りからは宇宙人を見るような、
変わった人と思われていたそうです。




では、なぜそんな中、
「マインドフルネス」の研究を始めたのか。


その理由は、彼が大学生の時、
”不治の病”にかかったことがきっかけでした。


治療法はない。

五年以内の死亡率90パーセント。


、、、


医師から、そう宣告されたそうです。

彼は生きるために、
マインドフルネスの世界に、
意識を傾けていったのでした。



そうして気がついたことは、

悪いことは、「死ぬ」ということ。

ただ、それ以外は、さほど悪くない、
実は、恵まれているのではないか、

そう思うようにしたと、彼は言います。


不治の病に「意識を傾ける」のではなく、


・今日はいい天気で気持ちいい
・花が綺麗で美しい
・友達が優しい
・家族が笑顔でいてくれる
・ご飯が美味しい
、、、

そんな「幸せ」で「満たされている」側面に、

”意識を集中させる”ことを、

病にかかっている中、
それこそ歯を食いしばりながら、
自らに言い聞かせ続けたそう。





その成果なのか、
病は彼の身体から消えており、
彼は生き残ることができたそう。


医師は「理由がわからない」、
と首を傾げる一方だったそうです。



彼はその後も、
マインドフルネスの専門家として活躍しますが、
そういった例は、少なくないようです。



■もちろん、それは一つのエピソード。

ですから、全員が全員、
そうなるとは限らないと思います。


しかしながら、


『何に意識を向けているかは、非常に重要な要素である』


ということは、間違いがない、

これは確信めいて、そう思うのです。




■そして、ジェレミー氏は、

「この現代社会では、
 ”意識を一つの事に傾けること”が、
 まずます難しくなっている」

と言いました。


そして、その理由の一つが、


”「スマートフォン」である”


というのです。


確かに、皆様も経験があるかもしれませんが、


・スマートフォンが震えるたびに、
 ”意識”をもっていかれる

・何かあるとつい、触ってしまう。

・人と話していても、スマフォをつい触りたくなる

、、、


こういったこと、
起こってはいないでしょうか。


スマートフォンの「通知」機能は、
意識を遮断するようにできている。


また”中毒性”があるように、
設計されている。

本当に大事な情報とは限らないのに、

facebookを見ていると、
何スクロールもひたすらスクロールし続け、
気がつけば15分、20分とたっている。

「スクローリング・ゾンビ」のごとく、
毎日ひたすら、スクロールさせ続ける、、、


そんなことが

(あまりよくないだろう、、、)

と思いつつ、止めることができない。

それが現代の兆候であり、
だからこそ、そのスマフォ(特にSNS)の”扱い”には、
注意する必要がある、

そう語っていたのでした。



■では、どうすれば、
スマフォと正しく付き合うことができるのか?


自らの意識を振り回されないよう、
充実感、充足感を感じつつ、
スマフォと向き合うことができるのか?


そのコツについて、
ジェレミー氏自身が、


「”スマフォ”と付き合う上で、
 どのように付き合っているのか?」


を一部紹介していました。


それは、以下のようなこと。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

<ジェレミー氏のスマフォとの付き合い方>

まず、意識として

・ソーシャルメディアは中毒性があると知る
・ソーシャルメディアはエネルギーを吸い取るように設計されている、

と知る。

その上で、


・寝室には持っていかない。

・キッチンで充電する

・朝は触らない。

・facebookにアクセスするときは、その目的を明確にして行う。

・メッセージを見るのか、何をチェックするのか?を決めて触る


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


というような、
シンプルなルールを設けている、

とのことでした。



■もちろん、これは
誰にとっても「正解」ではありませんし、
一つの工夫でしか過ぎません。

(他にも私は「通知」をOFFにする、
 ということをやっています)


ただ、

”常に意識が散漫になっており、
 知に足がついていない感覚”

は、幸福感と逆の場所に位置すると思うのです。


人は、忙しく、バタバタとするために、
生きているのではない。


日々、幸せで、楽しく、
満たされた毎日を送ることが、
何より重要だと思うのです。


スマフォという便利なものも、
そういった時間を作るために開発されたのだろうし、

人との繋がりを大切にするためにSNSができた、

私はそう思います。


だからこそ、自分の中で、


【日々の意識の向け方】

とか、

【バランスよいスマフォとの付き合い方】


を考えていくことは、
こういった情報だらけの世の中だからこそ、
大切なことはなかろうか、


そのように思う次第です。 



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【本日の名言】


なぜいつも遠くばかりいこうとするのか。
見よ、よきものは身近にあるのを。
ただ幸福のつかみかたを学べばよいのだ。
幸福はいつも目の前にあるのだ。

ゲーテ

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<編集後記>

一つの参考までに。
SNSは気をつけないとですね。

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