配信日時 2017/12/17 15:52

今週の一冊 『スタンフォード式 最高の睡眠』【フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤】

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<本日のお話> 平成29年12月18日 (第1403号)

今週の一冊 『スタンフォード式 最高の睡眠』

フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤

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(本日のお話 2065文字/読了時間3分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日は午前から「リーダーシップ研修」の2日目。

”スピード・オブ・トラスト”
 
という、2008年米国のCEOが選んだNO.1の書籍
http://amzn.asia/67u7zY2)を元にした研修です。

「信頼をどのように築くのか?」

をテーマにしているのですが、
言われてみればごもっともの話を伝えています。

例えば、

「あの上司(部下)、何だか信用できない、、、」
「あいつ、嘘言っているんじゃないか」

などと腹の底で思っている(=信頼がない)とすると、

・無駄な確認作業が増える
・相手に任せきれない
・やたら多い稟議書で縛られる

というような”悪影響”が起こります。


すなわち、

”スピードが下がり、コスト(労力など)は増える”

という悲しき結果として現れるのです。


だからこそ、組織で働く人は(特にリーダー)は、
”信頼”という能力を磨くことは

”Nice to have(持ってたらいいね)” ではなく

”Must have (絶対、持ってなきゃいけないよね)”

である、ということ。


そしてどうすれば、チームにおいて、
組織において(そして家庭において)

「”信頼”を意図的に高めることができるのか?」

について、1,5日の研修をお行なっていたのでした。

皆様、とても納得していただいた様子で、嬉しい限り。
ぜひ、職場で(そして家庭で)実施くださいね。
間違いなく、関係と結果が変わります。


※ちなみに、「稟議書の嵐だ」、「仕事を任せられない」、
 そんな”信頼の欠如で起こる症状”で悩まれている方は、
 こちらのプログラムを、ぜひご確認ください。

  https://www.franklincovey.co.jp/seminar/event/category/trust/


 ご参考になれば。




ちなみに、研修が終わった昨日午後からは読書、
夜からは、15キロのランニングでした。

1月28日に妻と出場する、
「勝田マラソン」に向けて練習を再開しました。

長らくお休みをしていましたが、
ここから本気で追い込んでいきたいと思います。



さて、前置きが長くなりましたが、
日曜日は、お勧めの一冊をご紹介する、
「今週の一冊」のコーナー。


今週の一冊は、


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『スタンフォード式 最高の睡眠』(西野精治  (著))

http://amzn.asia/cH5zjJ7


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です。

それでは、どうぞ。


■ここ近年、
「睡眠」や「食事」の大切さが、
急速に注目されてきました。

コンビニも健康食、
チョコレートも「脳にイイ!」がキーワードです。


そして、本日ご紹介の、
『スタンフォード式 最高の睡眠』も、
そんなブームにのっているのか(?)

本屋さんに行けば、殆ど平積みにされている、
注目されている本です。


電車内の広告でも、
大々的に取り上げられていて、

”睡眠に悩む忙しいビジネスパーソン”

の心をくすぐっているのだろう、
と何となく想像できます。


しかし、この本、
とっても大切なことが書かれていると、
私は思います。


■このことを伝えるに当たって、
少し私のお話をさせて下さい。

10数年前、私が某飲食店で働いていた時の話。

朝10時から翌朝7時まで働いていたときがありました。
(21時間労働、、、汗)

その時、私は毎日眠くて眠くて、
ゾンビのようになっていたのですが、

同じように働いているはずの店長は、
なぜだが結構元気でした。

それを見て当時の私は、


「気持ちが足りないのだ。私は、心が弱い。

 そして(眠くなるのは)自分が悪い」


と、真面目に考えていたのです。

真面目に、です。


■今思えば、
「そんなアホな」という話ですが、

”無知は、無謀につながる”

とでも言うのでしょうか、
本当に、そう思っていました。


でも、

・睡眠に対しての知識も知らない
・別に注目もされていない

という状況で、それに反して、

・「気持ちが全て」的な会社の論調
・頑張れないのは心が弱い

みたいな空気がその場を支配していると、
それが正解になってしまうのです。

だから、

”無知は危険”

だったのです。

結果、私は心身にダメージをきたし、
暫くの間、復活に時間を必要としたのでした。



■今になって、改めて、
本日ご紹介の本に書かれているような、
「睡眠の科学」に照らし合わせて考えてみれば、

当時、急にテンションがあがったり、
急に元気がなくなったり、
急にKOされたように動けなくなったり、、、

という現象は、間違いなく、

”睡眠不足による自律神経失調”(+諸々のストレス)

だったのです。


でも、こういったことも、


『「睡眠」が科学され、学問として理解されてきた』


からこそ、わかってきたわけです。

そして、そういった”知識”を持ってさえいれば、

”自分の睡眠が良いのか、悪いのか?”

を分析したり、

”どうすれば、より高い睡眠を得られるのか?”

を考え、改善できるようになるのです。


■だからこそ、

今週の一冊『スタンフォード式 最高の睡眠』
http://amzn.asia/cH5zjJ7

は、万人の人生において、
等しく絶対不可欠で、
必須中の必須である”睡眠”について
「科学的データに基づいた実験」を通じて考える、
よいきっかけになる、と思うのです。


例えば、

・睡眠において、絶対外せないポイントとは何か?

・睡眠によって、どのような変化(ホルモンなど)が体に起こるのか?

・短時間睡眠と、寿命の関係とは?

・昼寝とパフォーマンスの関係とは?

・昼寝は何時間が適正なのか?(そしてそれは科学的になぜなのか?)

・睡眠を阻害すると何が起こるのか?

・どのようにすれば、理想的な睡眠が取れるのか?

・どうすれば眠気を吹き飛ばす会議ができるのか?


などなどのヒントが、
全体を通して散りばめられています。


また、睡眠についての
”最も重要な研究結果”とは

【睡眠において最も重要なものは、「眠り始めの90分」】

である、との話や、
それはなぜかという理由
眠り始めの90分で体に何が起っているのか、

などが小難しいデータではなく、
簡潔に説明をされています。


■睡眠については、元々詳しい方も、
たくさんいらっしゃるかと思います。

実際、この本に書かれていることも、
当たり前の話も、一杯あります。


しかしながら、

・自分の理想の睡眠を追求したいと思う方や
・睡眠を通じてパフォーマンスを高めたいと思う方などは、

きっと得られる情報もあるのでは、
とも思います。


平易な本なので、すぐ読めます。

死ぬまでずっと続く「睡眠」。


ぜひそれを掘り下げてみたい、
という方には、お勧めしたい次第です。



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<今週の一冊>


『スタンフォード式 最高の睡眠』(西野精治  (著))

http://amzn.asia/cH5zjJ7


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<編集後記>

ちなみに、そんなに深い、
「大発見!」みたいなことは書かれていません。

だからこそ、基礎基本だから、
良い本だろうな、と思います。

とりあえず私は、良い睡眠のために
「カリカリベーコンを噛んで顎を鍛える」
をやりたいと思います。


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* 紀藤 康行*

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