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<本日のお話> 平成29年12月18日 (第1403号)
今週の一冊 『スタンフォード式 最高の睡眠』
フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤
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(本日のお話 2065文字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は午前から「リーダーシップ研修」の2日目。
”スピード・オブ・トラスト”
という、2008年米国のCEOが選んだNO.1の書籍
(
http://amzn.asia/67u7zY2)を元にした研修です。
「信頼をどのように築くのか?」
をテーマにしているのですが、
言われてみればごもっともの話を伝えています。
例えば、
「あの上司(部下)、何だか信用できない、、、」
「あいつ、嘘言っているんじゃないか」
などと腹の底で思っている(=信頼がない)とすると、
・無駄な確認作業が増える
・相手に任せきれない
・やたら多い稟議書で縛られる
というような”悪影響”が起こります。
すなわち、
”スピードが下がり、コスト(労力など)は増える”
という悲しき結果として現れるのです。
だからこそ、組織で働く人は(特にリーダー)は、
”信頼”という能力を磨くことは
”Nice to have(持ってたらいいね)” ではなく
”Must have (絶対、持ってなきゃいけないよね)”
である、ということ。
そしてどうすれば、チームにおいて、
組織において(そして家庭において)
「”信頼”を意図的に高めることができるのか?」
について、1,5日の研修をお行なっていたのでした。
皆様、とても納得していただいた様子で、嬉しい限り。
ぜひ、職場で(そして家庭で)実施くださいね。
間違いなく、関係と結果が変わります。
※ちなみに、「稟議書の嵐だ」、「仕事を任せられない」、
そんな”信頼の欠如で起こる症状”で悩まれている方は、
こちらのプログラムを、ぜひご確認ください。
https://www.franklincovey.co.jp/seminar/event/category/trust/
ご参考になれば。
*
ちなみに、研修が終わった昨日午後からは読書、
夜からは、15キロのランニングでした。
1月28日に妻と出場する、
「勝田マラソン」に向けて練習を再開しました。
長らくお休みをしていましたが、
ここから本気で追い込んでいきたいと思います。
*
さて、前置きが長くなりましたが、
日曜日は、お勧めの一冊をご紹介する、
「今週の一冊」のコーナー。
今週の一冊は、
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『スタンフォード式 最高の睡眠』(西野精治 (著))
http://amzn.asia/cH5zjJ7
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です。
それでは、どうぞ。
■ここ近年、
「睡眠」や「食事」の大切さが、
急速に注目されてきました。
コンビニも健康食、
チョコレートも「脳にイイ!」がキーワードです。
そして、本日ご紹介の、
『スタンフォード式 最高の睡眠』も、
そんなブームにのっているのか(?)
本屋さんに行けば、殆ど平積みにされている、
注目されている本です。
電車内の広告でも、
大々的に取り上げられていて、
”睡眠に悩む忙しいビジネスパーソン”
の心をくすぐっているのだろう、
と何となく想像できます。
しかし、この本、
とっても大切なことが書かれていると、
私は思います。
■このことを伝えるに当たって、
少し私のお話をさせて下さい。
10数年前、私が某飲食店で働いていた時の話。
朝10時から翌朝7時まで働いていたときがありました。
(21時間労働、、、汗)
その時、私は毎日眠くて眠くて、
ゾンビのようになっていたのですが、
同じように働いているはずの店長は、
なぜだが結構元気でした。
それを見て当時の私は、
「気持ちが足りないのだ。私は、心が弱い。
そして(眠くなるのは)自分が悪い」
と、真面目に考えていたのです。
真面目に、です。
■今思えば、
「そんなアホな」という話ですが、
”無知は、無謀につながる”
とでも言うのでしょうか、
本当に、そう思っていました。
でも、
・睡眠に対しての知識も知らない
・別に注目もされていない
という状況で、それに反して、
・「気持ちが全て」的な会社の論調
・頑張れないのは心が弱い
みたいな空気がその場を支配していると、
それが正解になってしまうのです。
だから、
”無知は危険”
だったのです。
結果、私は心身にダメージをきたし、
暫くの間、復活に時間を必要としたのでした。
■今になって、改めて、
本日ご紹介の本に書かれているような、
「睡眠の科学」に照らし合わせて考えてみれば、
当時、急にテンションがあがったり、
急に元気がなくなったり、
急にKOされたように動けなくなったり、、、
という現象は、間違いなく、
”睡眠不足による自律神経失調”(+諸々のストレス)
だったのです。
でも、こういったことも、
『「睡眠」が科学され、学問として理解されてきた』
からこそ、わかってきたわけです。
そして、そういった”知識”を持ってさえいれば、
”自分の睡眠が良いのか、悪いのか?”
を分析したり、
”どうすれば、より高い睡眠を得られるのか?”
を考え、改善できるようになるのです。
■だからこそ、
今週の一冊『スタンフォード式 最高の睡眠』
http://amzn.asia/cH5zjJ7
は、万人の人生において、
等しく絶対不可欠で、
必須中の必須である”睡眠”について
「科学的データに基づいた実験」を通じて考える、
よいきっかけになる、と思うのです。
例えば、
・睡眠において、絶対外せないポイントとは何か?
・睡眠によって、どのような変化(ホルモンなど)が体に起こるのか?
・短時間睡眠と、寿命の関係とは?
・昼寝とパフォーマンスの関係とは?
・昼寝は何時間が適正なのか?(そしてそれは科学的になぜなのか?)
・睡眠を阻害すると何が起こるのか?
・どのようにすれば、理想的な睡眠が取れるのか?
・どうすれば眠気を吹き飛ばす会議ができるのか?
などなどのヒントが、
全体を通して散りばめられています。
また、睡眠についての
”最も重要な研究結果”とは
【睡眠において最も重要なものは、「眠り始めの90分」】
である、との話や、
それはなぜかという理由
眠り始めの90分で体に何が起っているのか、
などが小難しいデータではなく、
簡潔に説明をされています。
■睡眠については、元々詳しい方も、
たくさんいらっしゃるかと思います。
実際、この本に書かれていることも、
当たり前の話も、一杯あります。
しかしながら、
・自分の理想の睡眠を追求したいと思う方や
・睡眠を通じてパフォーマンスを高めたいと思う方などは、
きっと得られる情報もあるのでは、
とも思います。
平易な本なので、すぐ読めます。
死ぬまでずっと続く「睡眠」。
ぜひそれを掘り下げてみたい、
という方には、お勧めしたい次第です。
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<今週の一冊>
『スタンフォード式 最高の睡眠』(西野精治 (著))
http://amzn.asia/cH5zjJ7
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<編集後記>
ちなみに、そんなに深い、
「大発見!」みたいなことは書かれていません。
だからこそ、基礎基本だから、
良い本だろうな、と思います。
とりあえず私は、良い睡眠のために
「カリカリベーコンを噛んで顎を鍛える」
をやりたいと思います。
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* 紀藤 康行*
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