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<本日のお話> 平成29年12月12日 (第1397号)
己の中に揺るがない軸を持つためには、「リベラルアーツ」こそ重要である
フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤
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(本日のお話 1914文字/読了時間2分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は2件のアポイント。
ならびに、社内ミーティングや、
諸々の溜まった仕事を片付けておりました。
家に帰ってからは、
うず高く積み上げられた机の上の本を整理。
ふと気がつけば、
読みかけの本も、
まだ手を付けていない本も
読み終わった本も含めて、
「積ん読本」
が110冊(!)も机の上にあり、
まるで東京タワーのごとくなっていることに気付いた次第。
本当に「サムライ塾」に入って、
色々な事を学んできたな、
と改めて振り返ったのでした。
*
さて、本日のお話です。
机にうず高く積まれた、
歴史、経済、政治、憲法、文化など、
ビジネスには直結しない「教養書」と呼ばれるようなものを、
沢山読んできて、ふと思い出すことがありました。
それが、とある”塾”の話。
(サムライ塾とは別の塾です)
今日はそのちょっと変わった塾のことと、
そして、そこから考えさせられる
「教養(リベラルアーツ)がなぜ大切なのか」
について、思うところを
お伝えさせて頂ければと思います。
タイトルは、
【己の中に揺るがない軸を持つためには、「リベラルアーツ」こそ重要である】。
それでは、どうぞ。
■「不識塾」という塾があります。
私のお世話になっている
ある経営者の方が通っていて、私自身もその存在を知りました。
ちなみにこんな塾です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【不識塾】(ふしきじゅく)
グローバル人材として活躍するには
「リベラル・アーツ」の習得こそ必須であるというコンセプトのもと、
経済学者・中谷巌が塾長を務める経営者育成講座。
各企業から1名限定、年間500万円という受講料で、
内外の一流講師を招き、徹底的に討論・対話を重ねる
というスタイルを貫いて定評を得ている。
http://www.fushikian.jp/fushiki/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
金額は、1人500万円。
なかなかの金額です。
しかしながら、別に怪しい塾ではなく、
参加をするのは、誰もが知る、
大企業の経営幹部の方が中心。
「企業トップの声」ということで、
名だたる企業のトップが、
錚々たるコメントを寄せています。
http://www.fushikian.jp/voice-of-the-company-top/
■ちなみに、私自身は
「不識塾」とは、何の関わりもありません。
お勧めをしたいわけでも、ありません。
(高いですし、、、)
しかし、
”グローバル人材として活躍するためには、
「リベラルアーツ」の習得こそ必須である”
というコンセプトには、
全くその通りである、と思うのです。
*
私が約1年かけて学んできた、
「サムライ塾」では、以下のような項目を学んできました。
例えば、
<世界の歴史>
・グローバリズムとは何か?
・なぜ西欧文明は世界を支配できたのか?
<日本文明>
・世界の他の文明や国に比べて日本・日本人・日本文明が大きく異なるものは何か?
・日本は、グローバリズムとどう関わってきたのか?
<リーダーシップ>
・日米戦争と日露戦争における日本のリーダーシップの違いとは?
<戦後問題>
・戦後の日本の問題点は何か?
<経済システム>
・現在の資本主義の問題点はなにか?
・資本主義はどう変わるべきか
<ゲームチェンジャー>
・テクノロジー(AI、IoT)は世界をどう変えるのか?
、、、
などなどについて、
各々で本を読み、調べる。
グループでディスカッションをし、
まとめる、ということをしてきました。
そして、上記の内容は、
たまたまかもしれませんが、
先述の「不識塾」とある意味、
同じことをやっています。
■そして、上記のような、
歴史、経済、政治、憲法、など
いわゆる「リベラルアーツ」と呼ばれるものを、
ひたすら学んで、何がわかったか。
一言では言いづらいのですが、
”大局観”
なのかも知れません。
・なぜ、現在このような経済の仕組みになっているのか?
・お金とは何か?
・世界は誰が、どのようにコントロールしてきたのか?
・どんな時、国は人は滅びるのか?
、、、
そんな、歴史という長い縦軸の中、
ストーリーを持って紡がれてきた出来事を、
一つずつ紐解くことで、
”いつの時代もぶれない「本質」”
のようなものを感じるのです。
そうすると、自分の中で、
今の自分を常に俯瞰してみることができる。
よく、
「虫の目(近くしか見えない)」
と
「鳥の目(全体を見ることができる)」
と言いますが、
この”鳥の目”を、まだまだとは言えども、
少しだけ感じることができる、
そんな感覚を持てる、
そう思うのです。
■今、1年毎に、
ものすごい情報量が飛び交っている時代です。
色んな正解を語る人が出てきて、
己の軸を見失いがちになるかもしれません。
しかし、これまでの歴史を見ると、
この急激なテクノロジーの発達すら、
ある意味、必然のように思えます。
何が変わるわけではないのですが、
気持ちが変わると、ブレなくなるのです。
だからこそ、改めて言いたいこと。
それが、
【己の中に揺るがない軸を持つためには、
「リベラルアーツ」こそ重要である】。
そう、強く思った次第です。
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【本日の名言】
既知の世界から未知の世界に行かなければ、
人は何も知ることはできない。
クロード・ベルナール
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<編集後記>
まずは110冊の中野、
まだ読み切れていない積読本を、
一つずつ制覇していきたいと思っています。
なかなか大変だ。
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* 紀藤 康行*
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