配信日時 2017/11/09 10:01

「斬り合い」を恐れない。それは時に、深く、強い絆を作る【フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤】

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<本日のお話> 平成29年11月9日 (第1364号)


「斬り合い」を恐れない。それは時に、深く、強い絆を作る


フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤

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(本日のお話 1854文字/読了時間2分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は2件のアポイント。
ならびに、米国本社とプログラムについて、
電話会議など。

「やっぱり英語は大切だな」
と、改めて感じた1時間でした。

AIで翻訳が便利になるかなあ、
などと期待して、後回しにしておりましたが、
とはいっても自分の言葉で伝えるというのは大事。

12月から本腰をいれてスタートしたいと思います。

そして、夜はいつもながら
「サムライ塾」でのミーティングでした。



さて、本日のお話です。

昨日、「サムライ塾」の仲間と話をしていて、
思ったことがありました。

それは、「ぶつかりあうことの価値」について。


今日はその話について、
感じたことについてご共有させていただきます。


タイトルは、


【「斬り合い」を恐れない。それは時に、深く、強い絆を作る】


それでは、どうぞ。


■「斬り合う」。


この数ヶ月間で、何回使ったかというほど、
よく使っている言葉です。


メルマガにも、何度も(というか毎日)登場していますが、
今、私は「サムライ塾」という学びの場に
仕事以外の時間のほとんどすべてを費やしています。

※サムライ塾とは(手作りホームページ)
 → https://samurai-school.jimdo.com/


”サムライ塾”だけに、

「斬り合う」

という言葉になってしまうのかもしれませんが、
平たく言えば、


『思っていることを率直に、容赦なく、ぶつけ合う』


ということです。


もちろん、相手を傷つけるためではないです。
相互の信頼の下、相手のために、自分のためにぶつけあう、
ということが前提の言葉。

そして、この

”ぶつかり合い”が生み出すことは、予想以上に大きいのに、
なかなかできていない、

と思ったのです。


■大人になると、「痛み」が分かるがゆえ、
また経験を積み、賢くなるがゆえに、

「不要な争いを避けよう」

とする傾向がでてきます。

例えば、私自身も、20代前半、
その当時の会社にて、

「夢や目標って大事だよね!」

とアツく、まっすぐに語っていたら、先輩から
「その前にちゃんと仕事やれよ」」
「あいつは宗教じみている」などと言われ、
一時、孤立感を感じたことがあります。

そして、

「(独りで暴走すると、ダメなのだ。
  場に合わせる事を覚えなければならない)」

と、密かに思った記憶があります。

それから、しばらくは「夢が大事」などと
思ったことをそのまま、
相手に主張することもなくなりました。



また、私の親しい友人は、
子供の頃、中野用意お友達に、愛情表現のつもりで
軽くキックをしていたらそのお母さんから、

「◯◯ちゃんをいじめないで」

とその子のお母さんから怒られた、
ということがあったそう。

それからというもの、
友人に遠慮(思ったことをそのままぶつけることをしない)を
覚えるようになったそうです。


、、、と、いうと極端かもしれませんが、
人は大人になるにつれて、社会性を身に付け、


『自分の言いたいこと、本音をぶつけず、
 相手に合わせる』


というように、
大人になっていくのだと思うのです。


■しかし、それは時に、
針が逆方向に触れすぎるかのように、

「相手とのぶつかり合いを避け“すぎる”」
「自分の意見を言わなさ”すぎる”」

という傾向に、つながっていること、
あると思うのです。


だから、思っていても、言わない。

意見を率直に伝えると、相手を傷つけて、
関係が壊れてしまうかもしれない。

自分も傷つくかもしれない。

だから、言わない。
心に、留めて、やり過ごす。

ということが起こるのです。


でも、周りの人は、腹の中では、

「彼女のここ、問題だ、、、」
「彼のあの行動、直したほうがいいのに」

と、”言わずに”、抱えていたりすることもある。

それが、「大人の世界」である、

とも感じるのです。


■しかしながら、人は、
「フィードバック」で成長する生き物です。


自分の臭いが自分でわからないように、
自分の姿が人の目にどう写っているのかも
自分では意外とわからないもの。

自分で自分のことは、見えないのです。


だから、本当は成長のためには、


【鋭い、本音の指摘】(=ぶった斬られる)


ということが大変重要な要素になるのです。


それは、本当のことだからこそ、時に傷つきます。
ダメージを受けます。または、ダメージを与えます。

でも、そうすることで、
「はっ」とさせられ、「はっ」とさせ、
自らに、相手に、お互いにブレイクスルーを起こす、
チャンスにもなりうる。


だからこそ、
本当に相手の事を思うのであれば、
リスクがあり、相手が傷つくかもしれない、嫌われるかもしれない、
という可能性があっても、

「斬り込む」
「斬り合う」

(=本音を容赦なくぶつけ合う)

ということが、大変大事である、
と思うのです。



■親が、子供に厳しいことを言うのは愛情があるから。

親友やパートナーには、
言いたくないことをぶつけるのも、
深い関係を目指したいから。


本当に深い、強い絆を作るためには、

「斬り合うこと」

も時に必要である、

そんな風に思って止みません。


骨は、一度折れた部分ところというのは、
人体の仕組みとして、太く、強くなります。

筋肉も、何度も打撃を食らった筋肉は、
硬く、強く、太くなります。


きっと、人間関係も同じでしょう。
“信頼”を土台とした上で、


【斬り合いを恐れない。衝突を恐れないことは、
 時に、深く、強い絆を作る】


ものだと思います。


信頼がない中での「斬る」は、
ただの一方的な命令、押し付けになりますが、
それらのものがきちんと出来た上での「斬り合い、衝突」は、
生み出すものも大きい、そう強く感じた次第です。

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【本日の名言】

敵を作らざる者は、
決して友を作らず。

アルフレッド・テニスン
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<編集後記>

本音を隠しているときは、何となく分かるもの。
自分も言っている言葉が嘘ではないか、
常に自分で監視しておこう、とよく思うこの頃です。

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* 紀藤 康行*

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