配信日時 2017/11/01 08:15

自らの力量を上げるとは「耐えられる自分をつくる」ということ【フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤】

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<本日のお話> 平成29年11月1日 (第1356号)

自らの力量を上げるとは「耐えられる自分をつくる」ということ

フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤

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(本日のお話 1854文字/読了時間2分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は2件のアポイント。
ならびに午前中は、米国本社からきた営業のトップの方も含め、
全社ミーティングと、皆でセールストレーニング。

皆で、「なぜ、何のためにこの仕事が必要なのか」を考えましたが、
自分達の仕事の意義を、立ち止まって考えると、
ふつふつと心の底から湧き上がる情熱を感じます。

目的、意義というのは、
全ての原動力だな、と改めて思った次第。

また、夕方、夜からは、
引き続き「サムライ塾」の打ち合わせなど。



さて、本日のお話です。

先日より読んでいる

『リーダーの指針「東洋思考」』

が、胸に刺さりっぱなしで仕方がありません。

これはたまたまなのか、
自分が東洋的な考えが好きなのかはわかりませんが、
「その通りだよな」と深く共感してならないのです。

今日も、この本から引用させていただくとともに、
思うところ、感じるところを、
皆様にご共有させて頂きたいと思います。


タイトルは、


【自らの力量を上げるとは「耐えられる自分をつくる」ということ】。


それでは、どうぞ。



■今週日曜日に走ったフルマラソン。

足のダメージは当然あるものの、
月曜日からバリバリと動き回っており、
何人かの方から、


「昨日、フルマラソンだったんでしょ?足大丈夫なの?」


と聞かれました。

私の答えとしては、
「まあ、痛いけど、走れば、そんなものだよね」
という回答で、実際そう思いました。


不思議がられましたが、
「なぜさほど辛くないのか?」と考えた時に、
それは半年前に走った、

『野辺山100キロマラソン』

(=累積標高数 約3000メートルの日本屈指の難レース)
  当日、気温が28℃くらいあり、死にそうになる。完走率46%)

を経験しているので、
その時の足の壊れっぷりや、
疲労度などに比べたら、大した事ない、

と感じたからなのでしょう。



マラソンを通じて得た教訓とは、

“激しい痛み、辛さに耐えると(100キロ追い込むと)
40キロは短距離に感じる“

ということでした。


100キロの13時間耐え続けて走り続けたことに比べれば、
フルマラソン(42キロ)の4時間のランニングは、短いのです。


自分の「大変さ」の基準が
“経験”によって変わることを、
マラソンを通じて体感したのでした。


■さて、私の話が長くなりましたが、
先日読んだ『リーダーの指針「東洋思考」』(著:田口佳史)に、
こんな言葉がありました。

内容は、

「自分の力量」を高めるためには、どうすればよいか。

人間として、より強くなるためには、何が必要なのか。

という話です。


(以下、引用です)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◯耐えられる自分をつくる


人間の力量は「余裕」に表れる。

他人が見ても過酷な状況にあると思えるときでも、
落ち着きを失うことなく、何食わぬ顔で、
時にはニコニコと微笑みさえ忘れずに事に当っている人がいます。

こういうのを余裕といいます。
何事に対しても、すぐに限度一杯にならない人です。
したがって、自体を冷静に見られますから、的確な判断が下せます。

ではその余裕というのはどこから来るのでしょう。

ずばり「辛酸」からです。

人間が受ける「辛さ」にも様々なレベルがあります。

いってみれば、その辛さの幅をひろげていくのが人生といえます。

辛さの幅を拡げるとは、耐えられる自分を作るということです。
力量を上げるとは、このことなのです。


引用:『リーダーの指針「東洋思考」』(著:田口佳史)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「余裕」は、「辛酸」から生まれる。

「辛さの幅」を拡げていけば、
耐えられる自分も広がる。

そしてそれが、力量が高まる、ということ。


、、、この話を聞いた時に、
「その通りだよな」と深く、深く感じたのです。



■「苦労は買ってでもせよ」という言葉もありますが、
これはそういう意味なのでしょう。


何でもかんでも苦労をすればよい、
というものでもないと思いますが、

「苦労」をしている、
今、とても「辛い」と感じる、

そんな渦中にいるときは、
この発想から考えると、「チャンス」でしかありません。

自分の幅を拡げ、
人間としての力を高め、
何があろうとも動じない自分を作っている、
まさにそのプロセスの真っ只中なのだから。




どんなときでも余裕を持ち、
心穏やかに微笑んでいるためには、
人生の酸いも甘いも、「経験」すること、

それに尽きるのだと、改めて感じます。


月並みですが、
失敗など恐れず、「辛酸万歳!」で
どんどん挑戦を続けていきたいものだ、

そのように思った次第です。


【自らの力量を上げるとは「耐えられる自分をつくる」ということ】

なのです。

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【本日の名言】

多くの犠牲と苦労を経験しなければ、
成功とは何かを決して知ることはできない。

マハトマ・ガンディー

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<編集後記>

もっと、自分を追い込まないとな、
と思った次第。まだまだできるはず。


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