配信日時 2017/10/30 12:04

「限界は自分が作る」と、よく言う。その言葉の意味を”経験”した時、人は己の殻を破れるようになる【フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤】

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<本日のお話> 平成29年10月30日 (第1354号)

「限界は自分が作る」と、よく言うが、
その言葉の意味を”経験”した時、人は己の殻を破れるようになる

フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤

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(本日のお話 2343文字/読了時間3分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日は、台風の迫る風雨の中、
妻の実家の茨城県にて、フルマラソンに、
妻と共に参加をしてまいりました。

朝からずっと雨、雨、雨。

かつ、私は戦略ミスで、
足のダメージ(筋肉痛)が治らないままの出場、
妻は妻で、膝の痛みを抱えたままの出場となり、
非常に不安なスタートとなりました。

本日は、そんなフルマラソンを経て、
改めて感じたこと(主に妻の話となりますが)について、
思うところをお伝えさせて頂ければと思います。


タイトルは、


【「限界は自分が作る」と、よく言う。
  その言葉の意味を”経験”した時、人は己の殻を破れるようになる】。


それでは、どうぞ。


■先日開催された「第二回 水戸黄門漫遊マラソン」。


台風の接近で、他の地域のマラソン大会が中止となる最中、
決行となったフルマラソンの大会です。


茨城県 水戸の市内を駆け巡るというコースですが、
ひたすら冷たい雨が降る中、走り続けなければ、
体がすぐに冷え切るというレースでした。


私は、フルマラソンの大会自体は、
4年ぶりの出場。


と思えば、100キロマラソンとか、
50キロトレイルマラソンとか、トライアスロンなど、
王道から離れた種目ばかり出場していて、
フルマラソンは参加していませんでした。。。


とはいえ、それなりに走ってはいるので、
完走は問題なくできる、という状態。


■ですので、今回の主役は、
どちらかというと、一緒に出場した「妻」でした。

6年程前に、一度、
妻はフルマラソンにチャレンジしました。

しかし、その時は25キロ地点で断念。
完走はできませんでした。


その直接の理由は、
「時間切れ」でしたが、その時の状況を妻に聞くと、

「これ以上、ムリをして走ったら、
 自分の足が壊れてしまうと思った」

とのことで、本当はもう少し粘れば、
“25キロの関門”を突破できたけど、諦めた、、、

というのが、本音だったようです。



■そして時を経て、昨日のフルマラソン。

最近、“走る楽しさ”に目覚めて、
レースに向けて毎週、走っていた妻。


しかしながら、練習の最中、
膝を痛めてしまいました。

よって、膝にサポーターを巻きながら走る、
という厳しい状況下でのフルマラソン出場です。

最近は、普通に走っていても、
5キロも走ると、膝が痛くて走れない状態、、、。

しかしながら

「やるからには、精一杯やろう!」

と誓い、共にスタートをしたのでした。



■そして、レースがスタート。

ひたすら走り走り、1時間、2時間、3時間と経過。
私は3時間50分でゴール。
(満足とは言えませんが、ダメージの残る中では
 精一杯やりきったかと思います)


そして、その後は、
土砂降りの雨の中、妻の父、母、そして私で、
妻のゴールを待ちます。


今は、スマートフォンの「アプリ」で、
『応援ナビ』というものがあり、
「選手がどこを走っているかわかるツール」があるのです。

それをスマフォで見ながら、
今の妻の現在位置を確認します。


そうすると、かなり遅れている様子。。。


予想ゴール時間は、
「15:03」となっています。

制限時間は「15:00」です。

ですから、このままのペースで行くと、
時間切れになることは必須。
ゴールはできません。


今のタイムをみても、
恐らく、膝が壊れているのでしょう。

そう思いながら、アプリで場所を見ていると、
粘るように、妻の位置を示すアイコンが、
少しずつ動いていることがわかります。

走り続けています。


止まることなく、
妻の位置を示すアイコンは動き続け、
14:55、制限時間の5分前に、
妻の姿が見えました。

そして、FINISHと掲げられたゴールを通過しました。


初めての、フルマラソンの完走でした。


■ゴールした時の妻の姿は、
それこそ、満身創痍でした。

膝には、真っ白なテーピングが
グルグルに巻かれていました。

※実際の写真はこちら↓


話を聞いてみると、
妻は、半分も到達するかしないかの20キロ地点で膝が壊れ、
救護所で手当をしてもらったそう。

「あと、半分もある。
 無理だから、諦めようか、、、」

という気持ちと、

「絶対やり切る」
「何が何でも走り抜く!」

という気持ちが均衡する中、
それでも妻は、

「何が何でも走り抜く!」

ということを決めて、
石にかじりつく思いで、足を動かし続けた、
そう語っていました。


■今回のゴールは、実際は、
諦めても仕方がない状況でした。

しかしながら、それでも
自分をゴールへと導いたものは、

“「絶対負けてなるものか」という思い”

であり、

“「己の限界」を認めなかったこと”

でした。

それこそが、完走へと己を導きました。

今回は、身内ながら、
本当に素晴らしい奮闘でした。



■、、、しかし、ここでふと、疑問が湧きます。

6年前は、安易に諦めてしまった妻。
なぜ、今回は、こんなに頑張ることができたのか、、、?


6年前と、何が違ったのか、、、?


そのことを妻に問うと、このように答えました。


「これまで、100キロマラソンのレース
(私が参加したレース)をみてきて、
 
 “もうこれ以上動けないだろう、、、”

 としか思えないくらい、
 びっこを引いて、足が壊れている人が、
 それでもそこから40キロ走り続けるのを見た。
 ゴールをするのを目にしてきた。

 その姿を見て、自分は6年前のあの時、
 本当はもっと頑張れた、と思ったのよね。

 だから今回だって、

 『あきらめなければ絶対やりきれるはず』

 と思えた」


そう語っていました。


■よく言われることですが、

「自分の限界を決めているのは、自分」

です。

人の体は、実は簡単には壊れない。

否、壊れたと思っていても、
気持ちさえ負けなければ、動く。

だからフルマラソンだって、
気持ちがあれば、誰だってできる、
私はそう思います。


そして何より、フルマラソンだけでなく、
どんなことでもいいから、一度

『自分の限界を超える』

という経験をした人は、
それが自分の自信になるのです。

そうすれば、己の殻を破ることを、
今までより、簡単にできるようになるのです。


一つでもよいです。

『限界は自分が作っている』。

この言葉の意味を、
自分が「経験」をして、「体感」する。

そのことが何より大切だし、
今回の話で言えば、その経験をできたことこそが、
フルマラソンを完走した以上に、
妻にとって素晴らしい価値であり、
かけがえのない財産になる、

私はそう思います。


【「限界は自分が作る」と、よく言うが、
 その言葉の意味を”経験”した時、人は己の殻を破れるようになる】


ものです。


自分の限界に、挑戦する。

その姿に、人は心動かされ、
また別の人が、挑戦の旅へと足を踏み出す。

そんな連鎖こそが、
「挑戦」の素晴らしさなのだ、

私は、強くそう思います。


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【本日の名言】

できると決断しなさい。
方法などは後から見つければいいのだ。

エイブラハム・リンカーン
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<編集後記>

次は1月末のフルマラソン。
その時には、私は自分の次の壁である、
3時間30分を確実に切れるように、自らを鍛えたいと思います。



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<イベントのご案内>

さて、人材育成において来年度の計画ということで、
新人研修をご検討いただく企業が増えてまいりました。

本日は【新人研修「ディスカバリー」】について、
1点ご案内をいたします。

リピート率・満足度共にも高く、
非常に自信を持っている研修でございます。

本日はそのご案内です。


■では、新入社員研修「ディスカバリー」とは、
どんな研修なのか。


一昨年よりご導入いただいている
<日産自動車株式会社 高田様>から、
こんなご感想を頂いております。

一部ですが、ご紹介させていただきます。

(↓以下、ご感想の抜粋)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


【「ディスカバリー」をきっかけに
 新入社員の意識や行動が目に見えて変わった】


実施後のアンケートでは、
「社会人として成果を出すために何が必要なのかがわかった」という声や、
「自分が主体的に動かないといけない」というような声が多く見られました。

“パラダイム転換”や“オーナーシップ”というキーワードが、
具体的なイメージを伴って伝わっているのだと思います。

実際に彼らの姿を見ていても、
「ディスカバリー」の受講を機に、
会社に貢献できる人間になろうという意気込みが感じられ、
ネジが絞まったような印象を受けます。

初日は学生気分が残っていた彼らが、

【たった数日で一つひとつの行動に変化】

がみられました。

新入社員研修の最初のプログラムとして実施したこともあり、
その成長の変化に驚きと感動を持って見ていました。

研修の最後にまとめとして、
職場に配属されたあとにどのようなことを意識して行動するのかを、
グループごとに発表してもらいました。


そこで彼らからキーワードとして出てきたのは
“オーナーシップ”や“パラダイム”“プロフェッショナル”など。

これらはすべて「ディスカバリー」で伝えたものです。

それが出てくるということは、

【「ディスカバリー」で伝えたキーワードが定着しつつある】

ということだと思います。



日産自動車株式会社
人事本部 グローバル人財開発部 人財開発グループ
高田美香様

※全文はこちら→http://www.franklincovey.co.jp/training/case/jirei/manufacturing/269.html
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

というような声を頂いております。

新人研修について、

「まだこれから考える予定」
「そのうち考えなければいけない」
「今年の新入社員フォロー、まだ決まっていない…」

そのようにお感じのご担当様がいらっしゃれば、
ぜひこの機会に情報収集されてみてはいかがでしょうか。


これから年末に向かって、
2015年新人フォロー研修のシーズンでもありますが、
フォロー研修にもお役に立つ情報になるかと思います。

以下、無料プログラム説明会の詳細です。

============================
ここからご案内↓)

■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■
  「7つの習慣」をベースとした、
  高い実績とクオリティを誇る新入社員研修「ディスカバリー」
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「ディスカバリー」は、新入社員が一日も早い独り立ちを経て、
「組織人」として貢献し、成果を出していくために必要なマインド(考え方・心構え)を
身につけることを目的としたプログラムです。4つのマインドから構成されており、
クオリティの高い映像や実践的な演習や映像を通じて、新入社員がより多くの気づきとともに、
「組織人」としての成長意欲を高めることができます。 「組織人」としてのマインドセットをすることにより、
自発的な行動変容が促され、結果的に早期に活躍する人材を育成することが可能になります。

【概要】
▼日時:2017/11/24 (金) 13:30~15:30
    2017/12/7 (木) 10:00~12:00
▼場所:東京・フランクリン・コヴィー・ジャパン本社
▼参加費:無料
▼定員:28名


【無料プログラム説明会内容】
ー「社会人」への意識改革ではなく、「組織人」への意識変革
ー「組織人」として貢献し、成果を出していくために必要なマインドとは?
ー 成果を出すための4つマインド「ディスカバリー・モデル」
 ~プロ意識/目的意義/ソリューション/ポテンシャル~

【プログラム詳細について】
以下サイトよりご確認ください。
https://www.franklincovey.co.jp/seminar/event/category/discovery/program.htm

【イベントの申込みはこちら】
ご参加希望の方は、是非下記サイトよりお申込みください。
https://www.franklincovey.co.jp/seminar/event/category/discovery/


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<皆様の、ご感想お待ちしています!>

ぜひ、率直なご意見など、
皆さまのご感想、ぜひお聞かせください。
皆様の言葉が、力になります。
ご感想・ご意見は、ぜひ、こちらまで。↓

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