配信日時 2017/10/25 10:16

代表的日本人は、「天」を主役にしていた【フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤】

---------------------------------------------------------------------------------

<本日のお話> 平成29年10月25日 (第1349号)

代表的日本人は、「天」を主役にしていた

フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤

------------------------------------------------------------------------------------

【メルマガ「未来習慣」 ぜひお友達にも教えてあげてください 】
 ⇒ https://www.future-habits.jp/

※読者様の感想・メッセージはこちら⇒ https://www.future-habits.jp/customer/

------------------------------------------------------------------------------------


◎本メールマガジン(未来習慣)は、

 フランクリン・コヴィーで働く著者が、
 7つの習慣や体験談を元にした、「人生にちょっと役立つ考え方」を通じて、

 ------------------------------------------------
 皆さまの1日を5%元気にする
 ------------------------------------------------

 ことを目的とし、1300日以上にわたって毎日お届けしている、
 500社2500名以上が購読するビジネスメルマガです。

 熟読するも読み流すも、自由な形でご活用下さい。

 ★紀藤康行プロフィール https://www.future-habits.jp/profile/

-----------------------------------------------------------------------------------

(本日のお話 1953文字/読了時間2分半)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は3件のアポイント。

そして夜は「サムライ塾」の仲間と
電話会議にて打ち合わせ。

加えて“生産性”をテーマにした
「5つの選択」研修の実施立ち会いでした。



さて、最近は「働き方改革」と
叫ばれていますが、この「5つの選択」のテーマが
まさしく、『生産性向上』としています。

今の世の中、頭を使って働く知識労働者(私達ですね)は、
ただただ、闇雲に仕事をしても、「生産性」は上がりません。

闇雲に仕事をするのではなく、

・やることよりやらないことを決める
・あれもこれもやるのではなく、最もインパクトがある「1つの行動」を選ぶ
・高い「役割意識」を持つ
・エネルギーマネジメント(睡眠、食事、運動)をし、高い集中状態を保つ

などの工夫が必要になってきます。

そうすることで、1時間あたりの
「生み出す成果」が最大化される。

現代の、知識労働者のための
『卓越した生産性を実現する「5つの選択」』という研修です。

例えば、Microsoftのスウェーデンオフィスなどは、
この内容を全面的に取り入れて、成功をしています。

ぜひ、こちらの内容にご興味がある方は、
公開コース、無料プログラム説明会などありますので、
お声掛けくださいませ。

===========================
【「5つの選択」の詳細についてはこちら】↓
https://www.franklincovey.co.jp/training/s_5choice/

※出張プログラム説明会も承っております。
※お気軽に紀藤までご相談下さい。
===========================



さて、本日のお話です。

最近読んでいる本で
内村鑑三の『代表的日本人』というものがあります。

この本を読みながら、
「精一杯生きるとは何か?」
について思い馳せています。

今日はこの内容について、
ご共有させていただくとともに、
思うところをお伝えできればと思います。

タイトルは、


【代表的日本人は、「天」を主役にしていた】。


それでは、どうぞ。



■幕末に生まれ、
明治を生きた内村鑑三。

新渡戸稲造の『武士道』と同じく、
この『代表的日本人』を“英語”で書きました。

1908年、まだ日露戦争を終わって間もない頃です。

西洋に追いつけ追い越せという、
明治時代に「日本人の魂とは何か?」を、
書き上げたのでした。


「代表的日本人」として
この本に取り上げられているのは以下の5人です。

西郷隆盛
上杉鷹山
二宮尊徳
中江藤樹
日蓮

この5人の人生を追いかけながら、
歴史を作ってきた「日本人」とはいかなる人だったのか、、、

このことを書き記している本です。



■さて、この5人に共通することは、何か?

それは、

『自分ではなく、自分を超えた「天」を相手にしていた』

といいます。


「天」というと、なんとなく、
現実離れした感覚がしますが、
同時に、誰もが何となくわかる感覚ではないでしょうか。


ある人は、それを「神」と呼ぶ。
ある人は、それを「サムシング・グレイト」(偉大な存在)と呼ぶ。
ある人は、それを「お天道様が見ている」と呼ぶ。


「自分を超えた何か」というものが、
目には見えないけれどもある、、、

そんな感覚は、日本人の中にも、
多くの人の中にあることであろう、

と私は思います。



■そして、江戸時代、高い精神性を持ち、
時代を超えて、平成の今にも影響を与えている、
“代表的日本人”は、『天』の感覚を持っていた。


すなわち、

「自分が何をしたいか」

というよりも、

『(「天」を主役として)自分が何をすべきか』

という感覚で、動いた、
と言います。


そこには、名誉や、お金や、地位など、は求めない。

一般的に、多くの人が「ほしい」と思うことは、いらない。

ただただ、「自分を超えた何かのため」に動いていた。


その行為が、何のメリットもなく、
大変な道で、人生を掛けてやることだったとしても、
それが、世のため、人のためになって、

「「天」の道具となって、自分がすべきこと」

であると感じて、命を惜しまず、
そこに邁進をしていった。


それが、先述の、

西郷隆盛
上杉鷹山
二宮尊徳
中江藤樹
日蓮

である、と言いました。


■この「精神性」は、
誰しもの心に、流れていると思うのです。

だから、今なお語り継がれるのです。

そして、その人生を「美しい」と感じ、
感銘を受けたりするのです。


私達も、今までの人生で、
「自分がよければいい」という事を超えたとき、

たとえ大変でも、

「皆のため、世のためになっている」

と心から思えた時は、
何とも言えない充実感を覚えることが、
しばしばあるのではないでしょうか。


それを「天」と呼ぶのか
「人生の意義」と呼ぶのか、
「皆のため」「世界のため」と呼ぶのか、

それは人それぞれですが、
自分の目先の欲求にとらわれない、
そんな美しい生き方をすること。


それこそが、結果的には、
真の充実感に繋がり、生きている感覚が
得られるのものなのだろう、


そんなことを感じた次第です。


抽象的な話ですが、ご参考になれば幸いです。


------------------------------------------------------------------------------------

【本日の名言】

命もいらず、名もいらず、
官位も金もいらぬ人は始末に困るものなり。

西郷隆盛
--------------------------------------------------------------------------------------

<編集後記>

ちなみに、この言葉の続きは、
「此の始末に困る人ならでは、艱難を共にして国家の大業は成し得られぬなり」
です。

国家の大業、とまでは言わずとも、
こんな気概で生きていたら、何かしらのことは
成し遂げられるものはず。

小さくとも、まずは自分を変え、
周りを変えるところから始めたいと思う次第です。

=========================

<皆様の、ご感想お待ちしています!>

ぜひ、率直なご意見など、
皆さまのご感想、ぜひお聞かせください。
皆様の言葉が、力になります。
ご感想・ご意見は、ぜひ、こちらまで。↓

https://goo.gl/SRppG8

==========================

■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■
1日を5%元気にするメルマガ「未来習慣」 facebookページ
https://www.facebook.com/futurehabits/
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■


* 紀藤 康行*

フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社
Mobile:080-4795-8424(優先) Tel:03-3264-7401
〒102-0075 東京都千代田区三番町5-7 精糖会館7F
http://www.franklincovey.co.jp/


【メール配信について】
※本メールは、不朽の名著『7つの習慣』に関するナレッジや、
 自己成長の気付きなどについてお送りしております。
※記事中でご紹介している内容については、著者の個人の見解であり、
 フランクリン・コヴィー・ジャパン(株)とは関係ありません。
※ビジネス&ライフに小さな変革を【未来習慣】の配信停止はこちら
 ⇒ https://1lejend.com/stepmail/delf.php?no=HSfoIRnMfw