配信日時 2017/10/22 03:32

「思いやり」という名の「保身」に気をつける【フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤】

---------------------------------------------------------------------------------

<本日のお話> 平成29年10月21日 (第1346号)

「思いやり」という名の「保身」に気をつける

フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤

------------------------------------------------------------------------------------

【メルマガ「未来習慣」 ぜひお友達にも教えてあげてください 】
 ⇒ https://www.future-habits.jp/

※読者様の感想・メッセージはこちら⇒ https://www.future-habits.jp/customer/

------------------------------------------------------------------------------------


◎本メールマガジン(未来習慣)は、

 フランクリン・コヴィーで働く著者が、
 7つの習慣や体験談を元にした、「人生にちょっと役立つ考え方」を通じて、

 ------------------------------------------------
 皆さまの1日を5%元気にする
 ------------------------------------------------

 ことを目的とし、1300日以上にわたって毎日お届けしている、
 500社2500名以上が購読するビジネスメルマガです。

 熟読するも読み流すも、自由な形でご活用下さい。

 ★紀藤康行プロフィール https://www.future-habits.jp/profile/

-----------------------------------------------------------------------------------

(本日のお話 1758文字/読了時間2分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日金曜日は午前は愛知にて
その後、東京に戻ってから、
もう一件のアポイントでした。

そして夜はいつものごとく、
「サムライ塾」の打ち合わせ。



さて、本日のお話です。

 私が最近よくよく思うこと。

それは、

“日本人の美徳とも思われる、
相手への尊重(=思いやり)は、時にプラスにならないことがある“

ということ。

今日はこの話について、
思うところをご共有させていただきたいと思います。

タイトルは、

【「思いやり」という名の保身になってはならない】

それでは、どうぞ。


■日本人は、とても優しい、と思います。

否、厳密に言えば、

「自分のことを主張する」というより、
「他者を慮る」ということを優先する気質がある、

ということでしょうか。
少なくとも、私はそう感じています。

このこと自体は良いのですが、
しばしば思うことが、

“「相手を尊重する」という言葉は、
 時に「逃げ口上」となることはないだろうか?”

ということ。


■例えば、ある仕事などの
プロジェクトを推進するとき。

人は、諸々の人間関係において、
できることなら揉めたくない。

しかも、相手のことが
100パーセントわかっていない状況だったり、
踏み込むと地雷を踏んでしまうかも、
という状況においては、
当然、自分の意見を言うことは、時にリスクになる。

それぞれが意見があるし
それぞれの立場もあるし、
置かれた状況も違うし、
そんな中で、一方的に言うのは、大人気ない気もする。。。

だから、まず、

「相手を尊重し、受け入れよう」

と、一歩引く。

そんなことが、しばしば起こりがちなのではないか、

と思うわけです。


■しかしながら、同時に思うのです。

それは、

『本音をぶつけるからこそ
   生まれる新たな道がある』

ということ。

そして、思うに、
日本人(と一括りにするわけではないですが)は、

「自分の意見を押し通すより、相手の意見を尊重する」

「傾向」がある、と思うのです。

普段、いいたいこと、思ったことを
言いまくっている人なら別ですが、

「本当はこう思うんだけどなあ、、」

と腹の中で一物も二物も抱えながら、

「でも、相手の意見もあるし、、、」

となっているとしたら。

きっとそれは、
相手を尊重するといいつつ、
本音はぶつかりたくない、というだけであり、

行って仕舞えば、

【相手を思いやる、という名の保身】

ではないかと、思うのです。


■もちろん、誰でも彼でもぶつかろう、
という話ではありません。

しかし、この人は大切だ、
ずっと付き合っていきたい、
そんなちょっと気になる友人、同僚など、
そう思う人であればあるこそ。

相手の意見を尊重する、ことも大事ですが、
それ以上に、自分の腹の中を見せて、
時に衝突が起こってもぶつかること。

それがとても重要なことではなかろうか、
と思うのです。


相手に対する愛がある、という条件の元、
ぶつかることで生まれる果実は、
予想以上に大きいです。

だから、健全な衝突を大切にしたいし、

【相手を思いやる、という名の保身】

に陥ってはよくないな、
そう思う次第です。

愛ある苦言、大事だなと思う次第です。

------------------------------------------------------------------------------------

【本日の名言】

愛することとは
ほとんど信じることである。

ヴィクトール・ユゴー
--------------------------------------------------------------------------------------

<編集後記>

「サムライ塾」にてすっかり遅くなってしまいました。
非常に、眠り位です。
=========================

<皆様の、ご感想お待ちしています!>

ぜひ、率直なご意見など、
皆さまのご感想、ぜひお聞かせください。
皆様の言葉が、力になります。
ご感想・ご意見は、ぜひ、こちらまで。↓

https://goo.gl/SRppG8

==========================

■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■
1日を5%元気にするメルマガ「未来習慣」 facebookページ
https://www.facebook.com/futurehabits/
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■


* 紀藤 康行*

フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社
Mobile:080-4795-8424(優先) Tel:03-3264-7401
〒102-0075 東京都千代田区三番町5-7 精糖会館7F
http://www.franklincovey.co.jp/


【メール配信について】
※本メールは、不朽の名著『7つの習慣』に関するナレッジや、
 自己成長の気付きなどについてお送りしております。
※記事中でご紹介している内容については、著者の個人の見解であり、
 フランクリン・コヴィー・ジャパン(株)とは関係ありません。
※ビジネス&ライフに小さな変革を【未来習慣】の配信停止はこちら
 ⇒https://1lejend.com/stepmail/delf.php?no=HSfoIRnMfw