配信日時 2017/10/19 09:36

ホタルような「一燈照隅」でも、本気で光ろうとしていると、美しいもの【フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤】

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<本日のお話> 平成29年10月19日 (第1344号)

ホタルのような「一燈照隅」でも、本気で光ろうとしていると、美しい

フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤

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(本日のお話 2054文字/読了時間2分半)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は2件のアポイント。
ならびに夜は引き続き、週末の「サムライ塾」へ向けた
読書や勉強会など。



さて、早速ですが本日のお話です。

最近、世界史、日本史、歴史、戦争などの話を中心に学び、
「歴史を変えた出来事」に向き合っているため、
頭がかなりダイナミックになってきています。

が、結局、今自分ができること、
というのは、ごく限られたこと。

そんな中で、「いかに生きるべきか」
「いかに生きたいか」について、考えることがありましたので、
皆様に共有させていただきたいと思います。

タイトルは、

【ホタルのような「一燈照隅」でも、
 本気で光ろうとしていると、美しい】。

それでは、どうぞ。


■歴史を変わった瞬間、
歴史が大きなターニングポイントに立った時、
そこにいるのは、すべからく「志ある人」でした。


日本で言えば、明治維新を起こした志士達。
坂本竜馬、西郷隆盛、高杉晋作、吉田松陰、、、

戦後日本で、ユダヤ人に「命のビザ」を発行し続けた、杉原千畝。
インドを独立へと導いた、ガンジー。
黒人解放のキング牧師。
人の生活に革命を起こしたスティーブ・ジョブズ。
、、、


数え上げればキリがないですが、
そういった歴史に名を残す人を調べれば調べるほど、
分野や手法は違えど、

「志を持ち、人を巻き込み、人の心を照らした」

人であることがわかります。



■そういった英雄、ヒーローが、
映画、小説、漫画などを始めとして語り継がれ、
かっこ良く見えるのは、きっと誰もが、

「何かしら自分の生き様を刻んだ人生」
「花火のように生ききり、周りを照らした人生」

に憧れを感じる人が、いるからなのだと思います。

きっと誰もが、ただ何となく、
ご飯を食べて、寝て、死んでいくのではなく、

「人生において何か意味ある事を成したい」
(意味あるものだったと思いたい」

と願う人がいるから、
人は「歴史に名を刻んだ人」に何となく惹かれるものがある、

そんな風に思うのです。


■、、、とはいうものの。
私たち一人ひとりが、歴史に名を刻めるほどの、
「大事」を起こせるかというと、
多分、そういうわけではないのでしょう。

もちろん、その人の与える影響はあるし、
歴史の表舞台に出ないからといって、
価値がないというつもりもありません。

日の当たるのは世界の一部。

それ以外は、たしかに日々戦っている、
一生懸命、命を燃やしているけれど、
注目されることはない、

そんな「命」が圧倒的多数ということも、
事実であり、現実だと思います。


■そして、人の人生は、色々な「変数」がある。

生まれ、育った環境、性格
出会った友達、
人生を変えた出来事との出会い、
生まれ持った才能、
スタートの切るタイミングが早いか、遅いか、
、、、

だから、皆が皆、
スターのようになるものではないし、
そうなる必要も、ない。


でも、同時に、
「もっともっと大きくなりたい」
と思う自分もいる。

しかし、一方、
能力に差を感じたり、
「できないことがたくさんあると感じる」
と思う自分もいる。

そんな間で揺れ動くのが、
人間なのではないか、と思います。


攻めたいけど、攻められない。
自分のことを信じたいけど、信じきれない。
捨て身で挑戦したいけど、躊躇する自分がいる、


そんな自分との戦いの中で、
日々前に進んでいくのが人生のような気もします。


■そんな時、
いつも思い出す言葉があります、

それは、

『一燈照隅』(いっとうしょうぐう)

という言葉。

天台宗の開祖・最澄の言葉です。

この言葉は、文字通り読み解くと、
「一つの燈(ともしび)が、一隅を明るくする」
と読み解けます。

「自分の光」(影響力)は、
世界を変えるほど、大きくはないかもしれない。

しかし、それでも少しでも何かを与えたいと思い、
ホタルのような光でも、一生懸命光る。

そうすると、世界は照らすことができなくとも、
暗闇の中でもがいている人、出口を探している人の
“一隅”を照らすくらいには、なれる。

または、精一杯、光ろうとしていると、
それが「ホタル」のような光でも、美しさを感じるもの。
勇気を与えられるもの。

それを日々実践していれば、
周りにいる、家族、友人、同僚、、、
そんな身近な人たちが「共鳴」する。

そして、「ホタル」の小さな光が、
伝播して、次々と、他の人を光り輝かせることになるかもしれない。

そんな言葉が、『一燈照隅』という言葉なのです。


■この言葉は、続きがあります。

正式には、

『一燈照隅万燈照国』
(いっとうしょうぐうばんとうしょうこう)

です。

意味は、

“一つの灯火だけでは隅しか照らせないが、
その灯火が万という数になると国中を照らすことができる“

という意です。


一隅でいいや、ではなく、
一隅を精一杯、最大限焼ききれんばかりに光輝くこと。

自分なんて、大した影響はないから、、、で
小さくまとまるより、一生懸命生きて、
周りを照らす生き方をすることで世界を照らすことになる。

そう生きられたら、
本当に「かっこ良い」と私はそう感じます。

だからこそ、何があろうと、
最大限、生ききることが重要、


【ホタルのような「一燈照隅」でも、
 本気で光ろうとしていると、美しい】


ものです。


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【本日の名言】

私は少しも恐れるところがない。
私はこの世界に、何事かをなさんがために
生まれてきたのだ。

野口英世

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<編集後記>


最近は、糸が常に張り詰めた状況で突っ走っている感覚です。
何度か切ったことがあるので、
切れるタイミングはなんとなくわかるのが救い(?)ですが。

とはいえ「切れるギリギリの状況」こそが、
実は集中力を生み出すとも思います。


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