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<本日のお話> 平成29年10月11日 (第1336号)
「ルール」を作った方が強い。
そのために、先の先を考えること
フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤
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(本日のお話 1432文字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は1件のアポイント。
また諸々ミーティングなど。
ならびに、夜は勉強会への参加でした。
*
さて、早速ですが本日のお話です。
最近、世界史の話をひたすら読んでおり、
「ルールを作ること」の大切さを学んでいます。
今日はそのことについて思うことを
皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【ルールを作った方が強い。
そのために、先の先を考えること】。
それでは、どうぞ。
■「世界史」の中で有名な話ですが、
これまで世界には「覇権国」が存在しており、
大きな影響を果たしてきました。
17世紀にはオランダ。
18~19世紀にはイギリス。
そして戦後20世紀にはアメリカ。
それらの国が「覇権」を握ってきました。
「覇権」とは、不動と思われる地位や
権力を掌握してきた、時の人(国)というイメージでしょうか。
それらが、今に続く歴史を、
ルールを作ってきたのです。
■特に、世界が大きく広がったのは、
イギリス覇権の時代。
イギリスの産業革命、
そして、蒸気船の発達、などなどで、
一気に世界に広がっていったのですが、
そこには、欠かせないものがありました。
それが、
『世界のルールを作った』
ということでした。
例えば、
・イングランド銀行(金融の仕組み/ポンド)
・産業革命(工業の仕組み)
・緯度・軽度(海の仕組み)
・情報通信(通信の仕組み)
・ファッション
・マナー
、、、
など今にも続く「英国式」のやり方が、
「世界の共通ルール」
となり、そのことが
イギリスの繁栄をもたらした、
そんな話を学んだのでした。
■時は移り、現在もそう。
私達が当たり前のように使っている、
マイクロソフト、
Google、
Facebook、
Amazon、
Apple、、
すべて「アメリカ発」であり、
圧倒的に儲かっている理由を考えても、
それは、
『世界のルールを作っている』
というところが、
特徴であり、そして繁栄の源になっているということは、
疑いようのない事実である、
そう思います。
■こんな話を書きながら、整理しながら
ふと、思うことがありました。
それは、「継続的な成果」を目指すのであれば、
我々個人のレベルでも、
『ルールを作る』
という発想は、非常に大事なのではなかろうか、
ということ。
*
例えば、営業などもそう。
”新規100件電話して、3件アポイントをとる“
というものも立派な”努力”です。
これも、もちろん価値があるし、
意味があることだとは思います。
しかし、「積み上げ」「足し算」である
努力であり、歩みを止めた瞬間、ゼロになる。
このことも、また否定できません。
本来であれば、理想であれば、
「100件電話せずとも、
アポイントが継続的に入る仕組みを考える」
ほうが、実は効率的だったりする。
(それが何かわかれば苦労はないですが、、、
私のメルマガは実はその一助だと思っています)
私の知人の会社では、
「新規アポ電話など絶対しない」としています。
それは全て、それが得意な別の人(会社)に任せて、
「自分がもっとも注力すべき、お客様との提案に時間を使う」
ことをルールにしている、と話をしていました。
つまり、営業でも、
“新規電話を仕組み化する”
そして、そこから先の見込み客にのみ、
エネルギーを集中させるという、
「ルールを作った」
ことで、継続性を担保している。
そちらのほうが、効率的であるし、
「成果を出す努力」である、というわけです。
■私たちは、ともすると、
「目の前のことを一生懸命片付けることに、
躍起になってしまう」
こと、あると思うのです。
しかしながら、
先のイギリス、アメリカの話のように、
継続的な、そして圧倒的な成果の根源となるものは、
その規模は違えど、
『ルールを持つかどうか』
だと思うわけです。
その日暮らしではなく、
先の先を見て、そしてルールを作る。
【「ルール」を作った方が強い。
そのために、先の先を考えること】
です。
少し抽象的な話のようですが、
そのような思考を持つことは、大事なのだろう、
そう、思った次第です。
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【本日の名言】
天才の特徴は、凡人が敷いたレールに
自分の思想をのせないことである。
スタンダール
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<編集後記>
ただし、ルールを作るためには
「知恵」「学び」が必要。
または、そもそも、クレイジーな
発想を持っていることでしょう。
私も肉弾戦に偏りがちなので、
仕組みを考える努力をしたいと思います。
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* 紀藤 康行*
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