配信日時 2017/10/03 09:09

「陣取り合戦」という考えが、どこから来て、どこへ向かうのかを想像する【フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤】

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<本日のお話> 平成29年10月3日 (第1328号)

「陣取り合戦」という考えが、どこから来て
どこへ向かうのかを想像する

フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤

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(本日のお話 1665文字/読了時間2分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は終日社内にて。
全社ミーティング、個人面談など、
先々に向けての計画など。

また、夜は妻と、
ディズニーランドに突如行ってみよう、
という話になり、19:30から滞在時間わずか2時間。

短期決戦で、7~8年ぶりに
テーマパークの空気感を楽しみました。

平日なのにもかかわらず(しかも結構雨が降っていたのに)、
ものすごい人がいたことが何より驚きです。

ディズニー、すごい。



さて、本日のお話です。

最近、歴史を学ぶ中で、思うことがあります。

あくまでも個人的な意見ではありますが、
「奪わず生きる」という大切さについて。


本日はそんなことに関連して、


【 「陣取り合戦」という考えが、どこから来て
    どこへ向かうのかを想像する】


というタイトルで、
思うところをご共有させていただきたいと思います。

(先に断っておきますが、
 本日の話にオチはございませんので、悪しからず、、、)


それでは、どうぞ。



■最近読んだ本で、

『さらば、資本主義』
『資本主義の終焉』
『ポスト資本主義』

などの本があり、その話に
結構な影響を受けています。

それらの本を含めた受け売りですが、

”この世の中は、「力を持った者(国、人)」が支配してきた”

という事実があります。

(歴史好きの人であれば、
 恐らく周知のことかと思いますが)


特に、文明が生まれたユーラシア大陸は
陸続きのため、歴史=戦争の歴史だった。

力(軍事力、戦闘力)があるところが、
力がないところの資源を奪う。

モンゴルは強い馬と軍の仕組みを持っていた。
だから、中央ユーラシアを、中国からヨーロッパまで支配した。
領土を、資源を奪い、土地を拡げてきた。

イギリスは、大航海時代、強い海軍と、
それを支えるイングランド銀行を持った。
そして、植民地として、他の国の資源を使ってきた。

現代で言えば、もっと見えなくなっているけれども、
「仕組み」を持つところが、そうでない場所の力を使う。

しばしば騒がれていますが、
新興国の安い労働力を、更に安く買う、
というのも、「奪う」ことの1つだと感じます。



■力とお金は密接な関係があります。

そして、「資本主義」というものは、
植民地しかり、金利しかり、投資しかり、

『増殖させてナンボ』

という発想に基づいている、
と言われます。

それは、人を豊かにさせてくれる、
競争の厳選であることは事実。


しかし、先述の、

『さらば、資本主義』
『資本主義の終焉』
『ポスト資本主義』

など、一部の識者が触れているように、
「地球を1つの生命体」と考えた時。

もう「奪い合う部分」がなくなってきている、
投資する未開拓地、モノ自体の飽和、

これからしばらくは合っても、
100年以上の単位で長期的に考えた時、
「資本主義」も限界に近づいているのではないか、、、

そのように警鐘を鳴らしているのです。


■興味深い動画があります。

人々の人口の拡大が、どれほどの勢いで伸びているのか、
ということを5分ほどの動画で示しています。


<World population> 
https://www.youtube.com/watch?v=khFjdmp9sZk


300年は、人も少なく、
まだ、経済的に、文明的に、
開拓できる「陣地」(と言っては語弊がありますが)も、
それなりにありました。


しかし、今はあらゆる場所が近代化して、
地球の中では、未開拓の場所自体が減りつつある。

そんな中で、

「陣取り合戦」

的な発想で成長を求め続けた場合、
2世代、3世代先、どうなっていくのか、、、

と考えると、今と同じようにはいかないのでしょう。



■今は、日本でも、
色々な生き方、働き方など、
再度考え直す時期に来ています。


普段、目先のことに目が行きがちな日々ですが、

大きな人の動き、考えのうねりで、
世界は動いてきています。

だからこそ、時には、思考を未来に飛ばし、
そして現在、我々はどうあるべきなのか、に想いを馳せてみること、

このことは、大きく言ってしまえば、
社会の細胞の一部である我々にとっても、
大事なのことではないか、
と思うのです。


先日、友人と、

「イケイケどんどんで、働きまくって儲け続けるより、
 田んぼで子供と泥まみれになってカエルを捕まえるほうが、
 人間らしいよね」

などと言っていましたが、
そんなことから、今の世の中を考えてみたのでした。


【 「陣取り合戦」という考えが、どこから来て
   どこへ向かうのかを想像する】、


そんな風に、未来に思考を飛ばして、
今を考えるということ、これからの時代を作る一員として、
大切なことではなかろうか、

と改めて思う次第です。


選挙も近づいてきて、ふとそのように思ったのでした。


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【本日の名言】

己を利するは私、
民を利するは公、
公なる者は栄えて、私なる者は滅ぶ。

西郷隆盛
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<編集後記>

基本、生きていると短期の話に目が行きますが、
中期、長期の事を考えることは、
自分の生きる軸を見つめる上でも、とても大事なことだと思います。

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* 紀藤 康行*

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