-----------------------------------------------------------------------------------
<本日のお話> 平成29年8月16日 (第1280号)
「迂回路の原理」を知り、自分だけの成長のステップを見つけよう
フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤
------------------------------------------------------------------------------------
【メルマガ「未来習慣」 ぜひお友達にも教えてあげてください 】
⇒
https://www.future-habits.jp/
※読者様の感想・メッセージはこちら⇒
https://www.future-habits.jp/customer/
------------------------------------------------------------------------------------
◎本メールマガジン(未来習慣)は、
フランクリン・コヴィーで働く著者が、
7つの習慣や体験談を元にした、「人生にちょっと役立つ考え方」を通じて、
------------------------------------------------
皆さまの1日を5%元気にする
------------------------------------------------
ことを目的とし、1200日以上にわたって毎日お届けしている、
500社2500名以上が購読するビジネスメルマガです。
熟読するも読み流すも、自由な形でご活用下さい。
★紀藤康行プロフィール
https://www.future-habits.jp/profile/
-----------------------------------------------------------------------------------
(本日のお話 1654文字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日、宮崎より東京に戻ってまいりました。
本日から始動いたします。
ネジを緩めていた日が続いていたので、
今日から締め直して、加速させてまいりたいと思います。
*
さて、早速ですが、本日のお話。
この連休、『竜馬がゆく』をひたすら読んでおり、
また他の本や雑学的なものにも目を通しておりました。
流し読みレベルも含め、
「言ってはいけない」(ビートたけし)
「多動力」(堀江貴文)
「ロードバイクの作法 やってはいけない64の教え」(竹谷 賢二)
「戦わない経営」(浜口隆則)
「小さな会社のブランド戦略」(村尾隆介)
「竜馬がゆく1~5」(まだ完読まであと3巻、、、)(司馬遼太郎)
などを読書。
雑学ばかりだな、と思いつつ、
興味の赴くままに本を読み進めております。
そんな中、ふとある記事で目にした
『迂回路の法則』
という話が非常に興味深く、
「人の成長」を考える上で、重要な要素であると思いました。
本日はそのお話についての学びを、
ご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
「「迂回路の原理」を知り、自分だけの成長のステップを見つけよう」。
それでは、どうぞ。
■『平均思考は捨てなさい』トッド・ ローズ (著),
https://goo.gl/KgdZWQ
という本より。
面白い話が書かれてました。
それが、【迂回路の原理】というお話です。
(特に、人材育成に関わる方には必見の話かと)
「迂回路の原理」とは、
一言で言えば、
『人の成長には、決まったルールが無い』
ということ。
人が何かを習熟するとき、
それが勉強であれ、スポーツであれ、仕事であれ、
“人は下から上にハシゴを登るように成長するのではなく、
「網の目」のように成長をする“
という法則がある、
という原理です。
■少し分かりづらいので、
少し具体的にお話をします。
例えば、
”赤ちゃんが歩けるようになるためのステップ”
を考えてみます。
一般的に考えられているのは、
お座りをして → ハイハイをして、
→ つかまり立ちをして → 歩き始める。
これが「成長のステップ」であり、
それが「普通である」というのが
一般的な考えでした。
だから、なかなかお座りしないと焦ったり、
ハイハイをしないと大丈夫かな?と思ったり。
いつのまにか、一般的に本で書かれているような
「成長のステップ」に則っていないと、よろしくない、
という考えが標準化されるようになったそう。
(確かに、言われてみるとそうかもしれませんね)
■しかしながら、よくよく調べてみると、
必ずしも、この「成長のステップ」に従って人は成長しない、
ということがわかったそうです。
ある28人の赤ちゃんの
成長のステップを調べてみたところ、
例えば、歩けるようになるまでに、
腹ばいをする子もいればしない子もいる、
歩き始めた後にハイハイ戻る子もいるなど、
実に様々だったそうです。
しかし、いろいろな道筋を通るものの、
結局、最終的には「歩けるようになる」(=きちんと成長する)、
ことがわかったそうです。
そしてこのことは、
赤ちゃんのような子供の成長過程だけでなく、
キャリアや、スポーツや、勉強や、
その他のあらゆる成長でも同じことがいえるそうなのです。
■私自身、教育業界に携わっていて、
しばしば思うことがあります。
多くの組織において、
“「成長のステップ」という規律に当てはめる”
傾向は、少なからずあるように感じます。
おそらく、大きい組織において、
評価基準、昇格のルールなど大きいがゆえに、
標準化の必要性があるからがゆえなのかもしれません。
しかしながら、人は個性がある生き物。
金太郎飴のように、同じペースで、
同じステップで、同じ航路をたどって成長する、
という事は、なかなか難しかったりします。
■だからこそ、思うのが、
人を育てる上でも、自分を育てる上でも
「こう育たねばならない」いう概念は、
いっそのこと、捨てたほうがよいのだろう、
ということ。
しばしば聞く悩みの中で、
「自分は人とは違うから、、、」という劣等感を感じ
人と比べ、自信をなくす人が多かったりします。
しかし、この話によると、
「むしろ、それが当たり前である」
ということ。
その前提を忘れてはならない、
と思うわけです。
人は個性があり、人ぞれぞれ、
様々な学び方、成長のステップがあるもの。
だから、
『一人ひとりのペースで、
一人ひとりの方法で人は育つという
「迂回路の原理」を知ること』
この事を、重々認識することが、
一人ひとりが持っている能力や可能性を発揮するにあたって、
大切な要素ではないか、
と改めて思った次第です。
よく言われる話ですが、
違って結構、違いがすばらしい、ですね。
------------------------------------------------------------------------------------
【本日の名言】
ただ自分自身であることに満足し、
比較したり競争することがないのであれば、
すべての人が君を尊敬するだろう。
老子
--------------------------------------------------------------------------------------
<編集後記>
『竜馬がゆく』を読みながら、
「天下のために、自分の命を捨てる」という志士達がいたこと、
そのかっこよさに胸がしびれていました。
自分もそうなれるよう、できること、
力を尽くせることを考えようと思ったお盆休みでした。
(ご感想は、こちらからどうぞ↓)
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
<ご意見・ご感想お待ちしています>
※どんな些細なことでも、どれほどくだらないことでも、
皆さまのご感想、ぜひお聞かせください!
ご感想・ご意見は、ぜひ、こちらまで。↓↓↓↓
*
https://goo.gl/SRppG8 *
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■
1日を5%元気にするメルマガ「未来習慣」 facebookページ
https://www.facebook.com/futurehabits/
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■
* 紀藤 康行*
フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社
Mobile:080-4795-8424(優先) Tel:03-3264-7401
〒102-0075 東京都千代田区三番町5-7 精糖会館7F
http://www.franklincovey.co.jp/
【メール配信について】
※本メールは、不朽の名著『7つの習慣』に関するナレッジや、
自己成長の気付きなどについてお送りしております。
※記事中でご紹介している内容については、著者の個人の見解であり、
フランクリン・コヴィー・ジャパン(株)とは関係ありません。
※ビジネス&ライフに小さな変革を【未来習慣】の配信停止はこちら
⇒
https://1lejend.com/d.php?t=test&m=example%40example.com