配信日時 2017/07/07 08:04

ロードバイク専門店の店主の話から思う「贅沢の定義」【フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤】

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<本日のお話> 平成29年7月7日 (第1240号)

ロードバイク専門店の店主の話から思う「贅沢の定義」

フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤

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(今日のお話 2058字/読了時間2分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は3件のアポイント。
ならびに7つの習慣の公開コースにご参加頂いたお客様へご挨拶など。

(S様、3日間ありがとうございました!
 ぜひチーム内での実践から、まずは始められてくださいね。
 陰ながら応援しております)



また、夜は、8月末の
初めてのトライアスロンに向けて購入した
”バイク(自転車)”のセッティングのために、
東十条のとあるロードバイク専門店へ。

なかなかの老舗の様子で、
かなりの年季が入っている雰囲気の、
とあるお店。

その店構えから、
店主の”自転車への愛”をほのかに感じていたこと、

そして、家からとても近いことから

「今後のメンテナンスはここにしよう。
 (店主が頑固オヤジなどでなければ)」

と思っていました。


そして昨日、ようやくその機会を得て、
その店舗へ行って来たのでした。



かつ、そこで偶然聞いた店長のお話が、
大変共感するもので、

また、「今の時代にとても重要である」と感じましたので、
本日はそのお話を、皆様にご共有させていただきたいと思います。

タイトルは、


「ロードバイク専門店の店主の話から思う、”贅沢の定義”」。


それでは、どうぞ。


■東十条に佇むロードバイク専門店。


この街は、
おじいさま、おばあさまがたくさんいる住む街で、
その商店街も、なかなかの高齢化が進んでいます。

居心地はよいのですが、
”若者の街”、とは言えない、

そんな都内において、
片田舎的な趣を醸し出している、
愛すべき街です。


そんな街にひっそりと、
しかし存在感を放ち、佇むロードバイク店。

昨日、そのお店に初めて入ってみました。



■すると、中から、
のっそりと店主の方が出て来ます。

イメージは、ビーチボーイズのマイク真木を、
少し、文化系にした感じでしょうか。
髪の毛を一つに束ねた、職人堅気な男性です。


※参考:マイク真木
https://goo.gl/MsdyqX


その体つきから、しっかりと
バイクを走り込んでいる(いた)雰囲気が、
ひしと伝わって来ます。


そして、色々、
ぶっちゃけた相談をします。


・バイクを中古で買ったものの、ペダルがない。

・加えて、サドルの合わせ方もわからないし、
 正直なところ、乗り方もわからない。

・なので、全部知りたいです。
 、、、と思って、お店に足を踏み入れました。


そんな趣旨の話。



■こんな相談を玄人っぽい店主にすると、


「この素人が!
  自分で調べてから、明後日きやがれ」


と怒られるかもしれない、、

と思ってもみたのですが、
意外にも、非常に丁寧に、
聞いていないことまで色々教えてくれたのでした。


・バイクの乗り方
・メンテナンスのコツ
・練習の手順
・いつ、何を買ったらよいか
・レースまでのステップ

などなど。

そして、その中で店主がふと語った、
店主が思う、


「最も贅沢な時間の過ごし方」


というのが、とても印象的でした。


内容は、こんな話でした。



「社会人になって、”贅沢だなあ”
 と僕が思うことがあるんです。


 一つは、共通の趣味を持つ仲間がいること。

 二つは、自然と触れ合えること。

 三つは、ちょっとだけ頑張った後のビール。


 だから、バイクを買ったらお勧めしたいのが、
 一人じゃなくて、仲間と一緒に、
 例えば、長野の山奥に、走りに行ってみる。

 200キロとか走るのはちょっと大変だけど、
 全然無理じゃないよ。

 それで、目的地をキャンプ場とかにして、
 ビールを飲む。

 こんなことを2日かかけて、
 泊まりがけでできた日には、
 もう堪らない贅沢だなあ、って思うよ」

と。


■私はこの話を聞いたとき、
ものすごくわかる気がしたのでした。


「休み」とか「贅沢」というと、

のんびりする
買い物する、
いいもの食べる、
いいところにいく、
リッチなものを買う

みたいなイメージのような気がします。


これはこれで素晴らしいと思います。


ですが、私が思う「究極に贅沢な時間」とは、

”精神面の安らぎ”、にくわえて

”人間関係の充実”
”新たな学び”
”肉体の充実”

などの要素が、存分に
最も多く含まれた時間なのだろう、
と私は思います。


心も休まるし、
体もリフレッシュできるし、
家族や仲間とも触れ合えるし、
人生の学びにもなる。


それが、究極のリフレッシュであり、
贅沢な時間である、、、

そんなことを店主の話を聞き、
改めて思ったのでした。


そして、だから私は

トライアスロンをやったり
100キロウルトラマラソンをやっているのだ、
(上記が全部含まれるから)

と、はたと気づいたのでした。



■「贅沢な時間の定義」とは人によりそれぞれです。

しかし、ステレオタイプ的に、
考えるだけではなく、


『どんな感情を得られることが、
   自分にとっての贅沢なのか』


ということは、
もっともっと深く考えてもよいのではないか、

とも思います。


今年のキーワードで、
「働き方改革」が入っていると
先日テレビでやっていましたが、

これから今以上にワークライフバランスが実現され、
それに伴い、自らの自由な時間とは増えるのでしょう。


そんな中、リフレッシュといって、
携帯ゲームだけやっていたら、
あまりにも、もったいない。




世の中は面白いことがたくさんあります。

自然と戯れ、
人と戯れ、
自らの心と対話できる
そんな機会を積極的に得ていきたいものだな、

そんなことを、
ロードバイク店の店主と対話しつつ、
思った次第です。



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【本日の名言】

心が開いている時、この世は美しい。

ゲーテ

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<編集後記>

今週末、初めてバイクに乗ります。
楽しみです。

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* 紀藤 康行*

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