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<本日のお話> 平成29年6月17日 (第1220号)
「ワーク」を真剣に考えるのであれば、「ライフ」をもっと真剣に考えること
フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤
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(今日のお話 2329文字/読了時間2分半)
■こんにちは。紀藤です。
昨日金曜日は、4件のアポイント。
並びに夜は、木曜日から土曜日まで
3日間に渡って実施している「7つの習慣研修(の夜の懇親会)」に
参加させていただきました。
今回ご受講いただいた方は、
某大手IT企業の5~6年目のリーダーの方。
全社で導入頂いているのですが、
「これまで、先輩方がずっと受けているのを噂で聞いており
ずっと受講できるのを待ちわびていました!」
と言っていただける参加者の方がかなり多く、
私自身もうれしい気持ちになりました。
(改めまして、O社の皆様、
本当にありがとうございました!
ここからがスタートですので、
引き続き、メルマガでもよろしくお願いいたします)
*
さて、本日のお話です。
上記の懇親会の締めの場にて
研修を強く支持していただいている常務から、
とあるお話をいただきました。
その話が、本当にその通りだなぁ、
と強く共感するとともに、
「人の生き方とは、人の成長とは、かくあるべきでは」
と思いましたので、
皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
「ワークを真剣に考えるのであれば、
ライフをもっと真剣に考えること」。
それでは、どうぞ。
■昨晩、花の金曜日、夜21時。
7つの習慣研修の懇親会もたけなわとなり、
最後に、常務から締めの一言がありました。
それは、
”なぜ「7つの習慣研修」をやっているのか”、
という話でした。
「この研修(7つの習慣)は、
仕事だけじゃなくて、人生のことを考える。
仕事の研修じゃないのか、
と思うかもしれないけれど、それでいいんです。
みんなには、まず、
自分の人生を考えて欲しい。
”自分の人生を良くすること”を考えて欲しい。
それを真剣に考えていくと、
結果的に、仕事も良くなるから」
、、、
そんな趣旨のお話でした。
■よく、私たちが、
7つの習慣の研修の提案をするときに
頻繁にいただく質問があります。
「7つの習慣は、本当に広いテーマを考えますよね。
人生のミッションだったり、
自分の時間の使い方だったり、
コミュニケーションだったり。
それは良いのですが、広すぎるから、
仕事にどんな成果があるのか、説明しづらいんです。
もっと、仕事に直結する
プレゼンテーションスキルとか、ロジカルシンキングとか、
そういったもののほうが、効果を説明しやすいんですよね」
というようなお話。
これ自体は、
ある意味的を得ていると思いますし、
そのとおりであるところもあります。
だから全く否定するものではありません。
、、、しかし、です。
同時に思うのが、
「そもそも自分の人生を、もっと向上させよう」
「自分の仕事のキャリア(人生プラン)をこんなふうにしていこう」
「自分がこの職場を去るときには、上司、部下、同僚からこんな言葉をもらいたい」
そんな、
”内から湧き上がるモチベーション”
なくして、本当に、
全身全霊仕事ができるのか
と思うのです。
そして、内から湧き上がるモチベーションなるものを感じるには、
自分の中で、自分の人生の中での、
「仕事の意味付け」
が明確に落とされていなければ、
主体的に取り組めるはずものあい、
そう思うわけです。
*
そして人は、
「会社をよくする」ためだけに生きているのではなく。
「自分の人生を良くしていきたい」という、
根源的な欲求を持っている生き物です。
そのことを忘れて、
「仕事だけ頑張れ」
「会社の目標のためにもっと力を尽くせ」
といっても、到底無理だと思うのです。
そんな”何のための仕事か”も
整理されていない中、
・やれロジカルシンキングだ
・やれプレゼンテーションスキルだ
・やれプロジェクトマネジメント思考だ
・やれマーケティング戦略だ、
などといっても、
本当にそれを活かすことができるのだろうか、、、
と感じるのです。
■仕事ももっと充実したい。
家庭も大切にしたい。
趣味ももっと楽しみたい。
もっとたくさん学んで、広い世界を知りたい。
友達とも、充実した時間を一緒に過ごしたい。
、、、
人は誰もが、多少なりとも、
そんな欲求を持っている生き物だとおもうのです。
確かに時間を使うのは仕事が1番多いかもしれない。
でも、それだけで人生ができているのではない。
仕事は、人生と言う大きなパズルの、大きなピースの1つでしかなく、
それ以外にも、きっといろんな大切なピースがある、
そしてそれを忘れてはいけない、
、、、
私はそう思います。
■だからこそ、冒頭に、
常務が締めの言葉でおっしゃっていた、
「まず、”あなたの人生を良くすること”を、真剣に考えて欲しい。
その結果、仕事が良くなる」
という話は、
本当にそのとおりだと思うのです。
あるドイツ人の方が、
メディアでこんな発言をしていました。
「日本では、”ワークライフバランス”と言うけれども、意味がわからない。
”ライフバランス”ではないのか?
なんで「ライフ」より、「ワーク」が先にあるのだ?
”ワークライフバランス”と言ったら、
まるで”ワーク”のために”ライフ”があるようじゃないか。
ライフバランスだろう!」
、、、
これも、同じ話です。
働き方も行き方も、
私たちは、みんながそうだから、ということで、
”生き方””働き方”を、無意識に刷り込まれているように思います。
しかし、一旦リセットして、
『どんな生き方が最高なのか』
ということを考えること。
その”自分のライフのゴール”を考え、
そして”自分のワークのゴール”も考える。
そのことが、大事なのではないか、
そう強く思います。
ということで、
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ワークを真剣に考えるのであれば、
ライフをもっと真剣に考えること
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このことをぜひ改めて提言したい、
そう思う次第です。
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【本日の名言】
人生はチェスのようなものだ。
自分の手中にあるのはチャンスではなく、
駒の進め方だ。
プビリウス・テレンティウス・アフェル
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<編集後記>
そんなことを踏まえた上で、
「今仕事に120%集中する」とするのであれば、
全く問題はないし、それはそれで最高に素晴らしいことだと思います。
仕事に100%効果することが悪い、ということではないのであしからず。
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* 紀藤 康行*
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