配信日時 2017/06/14 07:50

妻が「恐怖を感じ、自らを変えねばならぬ」と思い至った話 ~人の変容のプロセスの事例~【フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤】

------------------------------------------------------------------------------------

<本日のお話> 平成29年6月14日 (第1217号)

妻が「恐怖を感じ、自らを変えねばならぬ」と思い至った話 ~人の変容のプロセスの事例~

フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤

------------------------------------------------------------------------------------

【メルマガ「未来習慣」 ぜひお友達にも教えてあげてください 】
 ⇒ https://www.future-habits.jp/

※読者様の感想・メッセージはこちら⇒ https://www.future-habits.jp/customer/

------------------------------------------------------------------------------------


◎本メールマガジン(未来習慣)は、

 フランクリン・コヴィーで働く著者が、
 7つの習慣や体験談を元にした、「人生にちょっと役立つ考え方」を通じて、

 ------------------------------------------------
 皆さまの1日を5%元気にする
 ------------------------------------------------

 ことを目的とし、1100日以上にわたって毎日お届けしている、
 500社2500名以上が購読するビジネスメルマガです。

 熟読するも読み流すも、自由な形でご活用下さい。

 ★紀藤康行プロフィール https://www.future-habits.jp/profile/

-----------------------------------------------------------------------------------

(今日のお話 1998文字/読了時間2分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は2件のアポイント。

並びに夜は、東京体育館にて
2,000メートルのスイム。

その後、久しぶりに
DMM英会話にて英語勉強など。



さて、本日のお話です。

完全にプライベートの話で恐縮ですが、
最近の我が家のニュースが、

「妻が、ランニングを習慣化した」(2日に1度は10キロ走っている)

ことがあります。

今朝も朝5時に起きて、
「皇居に走りに行く」と外出をしていきました。
(2ヶ月前までそんな事はなかったのにも関わらず)


そのことについて、
「何故始めたのか?」という理由を聞いたとき、
面白いものだな、と思うと同時に、

”人の変容の秘訣が隠されている”

と思わされました。


本日は、そのお話を共有させていただくとともに
「人が変わるときは、どんなときなのか」
ということについて、思うところをお伝えさせていただきたいと思います。


タイトルは、

「妻が「恐怖を感じ、自らを変えねばならぬ」と思い至った話 ~人の変容のプロセスの事例~」。

それでは、どうぞ。


■昨晩の寝る前の話。

明日、友人と明朝6時30から皇居に走りにいくんだ、
という妻に対して、へえ~、頑張っているね、と言いつつ、
何気なく私が聞きます。


「毎朝10キロ走るって、
 そんなこと今までやってなかったのに、
 なんでそんなこと始めたの?」

(注:別に、変な勘ぐりではありません)


すると妻よりこんな答え。


「多分、ヤス(私の事)が
 100キロマラソンに出たりするのに刺激を受けたり
 友人の赤羽さんが色んな人を紹介してくれたりことかも。
 
 自分が全然知らない世界や、尊敬する人との出会いが、
 視野を拡げてくれたからかもね。
 
 今までは、そんな世界があることすら知らなかったし、
 そういう世界があることで、楽しそうだな、面白そうだなと思った、
 というのはきっかけとしてあるよね」


とのこと。


すなわち、

”「付き合う人」が変わること”

によって、自分の趣味も広がり、
自分の考えも刺激を受けるようになった、

という話のようです。



■しかし、同時に気になることがあります。


もし、「人との出会いがきっかけであった」というのであれば、
もっと前から、「走り始める」と言ってもよかったのでは?

という疑問です。


では、なぜ今、なぜこのタイミングだったのか?

、、、

このことが次に気になったのでした。
そして、加えて聞きます。


「なぜ、今このタイミングで始めて、
 そしてなぜ継続できているのか?
 (何か別の要因があるんじゃないの?)」
 
 
と(職業柄もあり)、
ちょっと突っ込んで聞いてみました。



■すると、こんな答えが返ってきたのでした。


「実は、最近、とある年長者の方(60代後半)と、
 話をすることがあった。


 その人の考えは、自尊心が凄く低くて、
 ”自分にはできることはない”とか、”どうせ自分なんて”
 という言葉がすごく多くて、その人の人生に現れているな、と思った。
 
 実際、その人の話を聞くと、
 金銭的にも、健康的にも、気持ちとしても
 決して満足いっているようには見えなかった。

 、、、でも、その時にふと思ったのよ。
 
 自分自身を振り返ってみたとき、

 『あ、自分も、自尊心の低さとか、
  頑張れないこととか、人のせいにすること、
  同じようなことしてるな』と、ふと気付いた。


 その時に、ものすごい焦りと、怖さを感じたのよ。
 
 「こうなりたくない」という思いがむくむく起き上がってきて、
 それからかもしれない。
 
 走るモチベーションがわくようになったのは。」


、、、


■すなわち、妻が言う、
「最近変わった理由」とは


”友人の範囲が広がって、
 エネルギッシュに生きる人を見た(理想を見た)”


に加えて、


”他責、自尊心の欠落、流れ流され生きてきた人生など、
 コントロールされて生きてきた人の不満を垣間見た(闇を見た)”


を、リアルに感覚として体感したことで、
自分に”火”がついた、


といえるのかもしれません。



■人の、「やる気」を分析した、
『ヤル気の科学』という本では、

人は、

”理想に向かっている時よりも、
自分が今持っているモノを失う時”

を想像した方が「やる気」が出るそうです。


つまり、

「ダイエットに成功したら100万円あげます」

よりも、

「ダイエットに失敗したら100万円銀行口座から引き落とされます」

のほうが、”効く”ということ。


人は、自分が今もっている
健康、友人、家族、お金などを
失いたくはないものなのです。



■しかしながら、繰り返しになりますが、
流れ流されている人生は、自尊心が低く、他責にしている人生は、


逓増(少しずつ増えていく)のではなく、間違いなく、
逓減(少しずつ失われていく)する事は間違いありません。


だからこそ、
自分自身の人生をより豊かにするのであれば、
そしてそのために”変化”を求めるのであれば


======================

「理想」と「深闇」の両方を見る。

 そして、危機感を覚えること。

======================


ことが、変容のための
大切なメッセージなのでしょう。

少し、荒々しい方法ですが効果的、と思った次第。

-------------------------------------------------------------------------------------

【本日の名言】


私たちの心はたえず新しい考えで
肥沃にしなければ、すぐに荒れ果て、
何も生み出さなくなる荒れ地にすぎない

ジョシュア・レノルズ

--------------------------------------------------------------------------------------

<編集後記>

ちなみに、こんなケースもあり得るのか、、、
というケースを知っておく事は、今日の話の文脈で、役に立つこともあるかと思います。

例えば「社会的排除」や「最貧困女子」、最近読んだ「下流老人」
などは、私も読んで、衝撃を受けました。

ご興味ある方があれば、アマゾンで検索をされてみてくださいませ。
なるほど、、、となります。
(あまりのめりこみすぎると、気分が暗くなってきますのでご注意を!)




(ご感想は、こちらからどうぞ↓)
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

<ご意見・ご感想お待ちしています>

※どんな些細なことでも、どれほどくだらないことでも、
 皆さまのご感想、ぜひお聞かせください!

 ご感想・ご意見は、ぜひ、こちらまで。↓↓↓↓

 * https://goo.gl/SRppG8 *

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■
1日を5%元気にするメルマガ「未来習慣」 facebookページ
https://www.facebook.com/futurehabits/
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■


* 紀藤 康行*

フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社
Mobile:080-4795-8424(優先) Tel:03-3264-7401
〒102-0075 東京都千代田区三番町5-7 精糖会館7F
http://www.franklincovey.co.jp/


【メール配信について】
※本メールは、不朽の名著『7つの習慣』に関するナレッジや、
 自己成長の気付きなどについてお送りしております。
※記事中でご紹介している内容については、著者の個人の見解であり、
 フランクリン・コヴィー・ジャパン(株)とは関係ありません。
※ビジネス&ライフに小さな変革を【未来習慣】の配信停止はこちら
 ⇒ https://1lejend.com/d.php?t=test&m=example%40example.com