配信日時 2017/05/26 09:12

「己の基準」が高まることを、人は成長と呼ぶ【フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤】

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<本日のお話> 平成29年5月26日 (第1198号)

「己の基準」が高まることを、人は成長と呼ぶ

フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤

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(今日のお話 2163文字/読了時間2分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は、愛知へ出張。
4件のアポイントでした。

ならびに夜は、
日曜日のウルトラマラソンで固まった筋肉をほぐすべく、
テニススクールで、軽く汗を流してきました。


さて、今週も営業活動と私生活で、
色々な方とお会いいたしましたが、
よく言われたのが、


「100キロマラソンなんて、よくやりましたね〜」

という言葉をいただくことが、
非常に多い一週間でした。


(褒めていただいた皆様、ありがとうございます。
 今週まで、小さな余韻に浸らせていただきます)


その中で、加えていただくコメントが


「フルマラソンでも大変なのに、
   ウルトラマラソンなんて、私には想像すらできないです」

というお言葉。


そしてふと思ったことが、
この言葉の中身に、

「人の成長とは何か?」

について、メッセージが込められているように感じたのです。


と、いうことで本日は、


「己の基準が高まることを、人は成長と呼ぶ」


というタイトルで、
思うところをご共有させていただきたいと思います。


それでは、どうぞ。



■「走る」。


この、シンプルな行動は、
すべての人が一度は経験がある、
最もポピュラーな運動の1つではないかと思います。

小学生で言えば、マラソン大会。
中学校で言えば、1000メートル走や、1500メートル走。


誰もが経験があるゆえに、
走る距離や、その負荷については、
老若男女ほとんどの人が、想像できるのでしょう。

だから、

・箱根駅伝や、
・24時間テレビ恒例の「24時間マラソン」

などが、人々の共感を生むのかもしれません。



■マラソンブームが起こり、
「走る」ことが、身近になったものの、

普段走ることがない人にとっては、

「5キロ走るのすら、しんどくて仕方がない」

というのが普通です。


しかし一方、
「42キロ」を、当たり前に走る人たちもいる。


実際、私が日曜日、
100キロマラソンに出た際、
出場者の中には、普段の練習から
当たり前のように42キロ走っている、

そんな人が、数多くいました。



■では、そういった人たちは、
最初から、当たり前に42キロ走っていたのか?

そう問えば、当然ながら、
そんな事はないのです。



例えば、私の場合。

1番最初に、フルマラソンを走ったのが2010年。
今から、7年前でした。


しかし、それまで、
最長ランニング記録は、
中学校の部活で走らされたランニングの
5キロくらいだったと思います。


だから、2010年の当時は、
練習で皇居1周(5キロ)を走るのも、

「とんでもやく長い距離である。ありえない」

と思っていました。


しかし、5キロを何度か走ってくると、
だんだん慣れてきます。
すると、10キロ走ってみよう、となる。

初めての10キロなので、やっぱり大変です。
でも、何度か繰り返すとそれも慣れてくる。


すると、はたと感じるのです。


「5キロって、意外と短くね?」


と。


そして、『基準』が上がると、
10キロから、次は20キロに挑戦してみよう、となる。

最初は、やっぱり大変。
さすがに20キロなんて、無理じゃないか
(ハーフマラソンと同じ距離じゃないか!)
と思います。


しかし、何度か20キロ走を繰り返すと、
またまた慣れてくるのです。

すると、はたと感じるのです。


「10キロって、意外と短くね?」


と。


すると、
次はフルマラソン(42キロ)に
挑戦しよう、となります。

この頃になると、5キロとか、10キロ、
というのは、本当にウォーミングアップの
ジョギング程度のレベルでしかなくなります。

そして、やっぱり思うのです。


「20キロって、意外と短くね?」


と。




すなわち、練習を重ねるごとに、

”『己の基準』が高くなっていること”

にふと気づくのです。


そして、7年経ち、
100キロマラソンを二回走った今。


どこかで、ついに


「42キロ、意外と短くね?」


と、感じてしまう自分がいることに、
気づいたのです。


それは、無理してるわけじゃなく、

『己の基準』

が高まっていったから、
必然的にそんな感覚になった、ということ。



■「ウルトラマラソンなんて、出る人の気が知れない。
  自分には、絶対無理」


と、いう意見は、7年前の私でした。


しかし、今ではこう思っています。


【ちょっとずつ積み上げていけば、
 100キロだろうが
 ”誰もが”至ることができる道である】


と。

(挑戦したいかどうかは別として
 本当にそう思います))



「一つ上の壁を目指す痛み」は
初心者だろうが、中級だろうが、上級だろうが、
いつでも一緒です。


42キロ走ったから偉いわけでも、
100キロ走ったからといって、偉いわけでもない。


ただ、そうやって、



『己の基準を上げ続けた時、

 人は「成長」と呼び、褒め讃えてくれる』



のです。



■それぞれのステージを乗り越える苦難は、
どのステージでも、同じ。

ただ着実に自分の安全地帯から、
挑戦の幅を広げていくことで、
人は少しずつ、成長していくことができます。


そして、

”「己の基準が変わったこと」にふと気がついたとき”

にその成長を感じることができます。


と同時に、

仕事でも、自分の大切な趣味でも
己を少しずつ高みへともっていくことができたら、
見える世界も違って、より充実した人生になり得るのでは、

そのように思う次第です。


ということで、
自分の専門分野、大切な分野において、
成長を望むのであれば、


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『己の基準を高くする』ため、一つ上の挑戦をし続ける

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こと、おすすめいたします。


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【本日の名言】

もし今日の自分が明日の自分と同じであるならば、
今日の自分は昨日の自分の奴隷にすぎない。

人間の特質はそうではなくて、
日々新しく創造的に昨日の自分を乗り越える、
そこに人間の本質がある。

ゲーテ
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<編集後記>

今日は金曜日。
楽しく、駆け抜けてまいりましょう!


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* 紀藤 康行*

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