おはようございます。
河野修一です。
以前もこのメルマガでご紹介した、
サハラ砂漠での僕の体験記ですが、
何人かの読者のみなさんから、
「元気や勇気をもらいました」という
感想をいただきました。
それで今日は、
その体験記を再度ご紹介したいと思います。
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たった一人での砂漠体験は
忘れがたい貴重な体験になりました。
旅行前に、
「今回は自分のために時間を取り分ける」と
決めていました。
最初の予定では、
満天の星の静けさの下で過ごすことを
イメージしていました。
衣服をすべて脱いで裸で「砂浴」をすることと、
そして「瞑想」をしたかったのです。
結果的には、その二つとも達成できたのですが、
一つ条件が大きく異なりました。
出かける直前になって、
天候が変わり始めたのです。
曇天になり風が吹き始め、時折雨粒も落ちてきます。
それでも意を決して、
バギーカーの後ろに乗って出かけました。
運転手のバラクの誘導で、
ある砂丘の窪地で降ろしてもらい、
二時間後に迎えに来てもらう約束をして
彼には帰ってもらいました。
着いて最初のうちは風もほぼ収まり、
夕暮れの少し残っていた明りの中で
砂浴 と 瞑想 をしました。
砂漠の砂の感触はとても気持ち良く、
大地と一体になる(sexする)感覚は、
ここでしか味わえない特別な「エクスタシー」です。
しかし、数十分が過ぎたころ、
風向きが変わり、はげしい砂嵐に変わり始めました。
まっ暗闇の中、砂嵐は吹き荒れています。
直感的に、
「これは通過儀礼(イニシエーション)なのだ」
と分かりました。
「自分はモロッコとサハラに試されている」
と感じました。
それで宇宙に
リクエストを出してみることにしました。
『もし自分のこれまでの人生が間違いではなく、
ビーイングタッチを人に伝えることや、
モロッコに縁のある方を連れてくることを
あなたが祝福してくれているなら、
どうぞ僕に星を見せてください。』
そのように祈ってみたのです。
そう祈ってみたものの、嵐は止む気配はありません。
空は真っ暗な雲で覆われて、
どう見ても100%、
星が現れるような天候には思えませんでした。
全身に打ちつける砂の痛みと、
雨粒に耐えながら、
ひたすら2時間が過ぎるのを待ちました。
何と心細かったことか。
「ここで雷に打たれたらひとたまりもないな」
という一瞬の恐怖感や、
「もしバラクがこなかったらどうしよう」
などという、
マイナスの思考がときどき頭の中を駆け巡ります。
でもそうしたマイナス思考の奥に、
「自分の人生を信頼している自分がいる」こと、
「ここで死んでも大丈夫」という
絶対安心の自分がいることにも
気づいていました。
ですから
恐怖感に囚われ続けることはありませんでした。
祈りのリクエストのことも忘れたころ、
風が止むのを感じました。
それで風に耐える「うつぶせ」の姿勢から、
「あおむけ」の姿勢になり目を開けてみました。
目の上の正面のところに、
ぼんやりと「二つの光体」が見えました。
「もしや」と思い、
あわててメガネを掛けてみました。
すると、
雲の合間に二つの星が光っていたのです。
正面にはっきり二つ、
右側にぼやけて一つの星を確認できました。
涙が自然に頬を流れ落ちてきました。
明らかに偶然とは思えませんでした。
ほぼ360度の全方位が見渡せる砂漠の上で、
ちょうど
自分の視線が行く正面のところの雲だけが
切れていたのです。
嗚咽をあげて泣きました。
自分の中で何かがシフトするのを感じました。
余分な力が抜けていくのを感じました。
これまでの人生で「愚かな選択をした」と
自分を責めていたいくつかのこと、
心の奥に残っていた
罪悪感の名残が消えていくのを感じました。
そして、同時に
大切なインスピレーションがやってきました。
「サハラの砂と裸で交感する体験を含め、
砂漠の上でたった一人で自分と向き合う時間を
同じように必要としている人がいる」
「これを必要な方に、
リトリートのプログラムの一つとして提供していこう」
そう決めた瞬間でもありました。
数分後には雲の隙間はなくなり、
砂嵐が戻ってきました。
遠くからバギーの音と
ヘッドライトの灯りが近づいてきます。
帰りはバラクの背中が
何とたくましく見えたことか。
こうして
今回の僕の通過儀礼は終わりました。
僕の心の中の抵抗物が一つなくなり、
ビーイングタッチのエネルギーも
ますます強くなったと感じています。
次回のモロッコ・リトリートは、
10月20日~29日です。
あなたとご一緒できたら、
こんなに嬉しいことはありません。
このリトリートは、あなたにとって人生が変わる、
本当にスペシャルなリトリートになりうると思います。^^
ところで、帰国してから、
「アルケミスト」を読んでいて、
こんな文章があることに気づきました。
『砂漠を愛さねばならぬが、
全面的に信頼してはならない。
なぜなら、
砂漠はすべての男をためすからだ。
それはあらゆる段階で挑戦してくる。
そして取り乱した者を殺すのだ。』
う〜ん、やっぱりです。 ^^
リトリートでは、参加者全員で、
ラクダに揺られて、
砂漠の中のテントで一泊します。
ですが、僕のように特別枠で、
一人っきりで砂漠で過ごしたい方は、
別の天気の良い日に連れて行ってあげますね。
■モロッコ・リトリート■
https://peraichi.com/landing_pages/view/morocco
それでは、今日も読んでくれてありがとう!
心からの愛と共に!
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Being Touch(自然医学整体研究所)
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