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部下への関わり
について書こうと思います。
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子どもへの関わりにも
当てはまりそうかもー?
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いろんな関わり方があるとは思いつつ
今回はこの4パターンに分けて
サンプル1にお届けします↓
・指示型
◇「何をするか/どうするか」を示す
◇優秀な人に多い
◇体験したことない状況だと困惑する
◇相手は自分で考えなくなる
・放任型
◇「何をするか/どうするか」を任せる
◇忙しい人に多い
◇あなたは必死に頑張るが一体感に乏しい
◇できる/できないは相手次第
・傾聴型
◇話をひたすらよく聞く
◇人間味あふれる人に多い
◇時間がかかる、自己を犠牲にしがち
◇相手の成果は出たり出なかったり
・対話型
◇質問して相手から引き出す
◇自然にできる人か、学んだ人かの2極
◇誰でもなれるがモデルとなる人が少ない
◇相手は主体的に考え行動できるようになる
今日は上記の中から
『傾聴型』についてお届けしたいと思います。
傾聴型とは、その名の通り
相手の話をしっかり聴いて
親身な相談者として関わったうえで
相手に行動してもらいたいタイプです。
傾聴について独学で学んでいたり
「しっかり話を聴くこと」を
とっても重要視してたり
むしろ
周りの管理職のことを見聞きすると
「なんでちゃんと聴いてあげないの?
そういう役目なんだから!」
って思わず責めたくなる
(実際には責めないだろうけど)
そういう面があるかもしれませんね。
もしあなたが
「傾聴型」だなぁと
自覚しているのであれば・・
あなたは人の温かさを
大切にするとっても優しい人であり
管理職だとしたら
部下の人生までをも一緒に考えられる人
責任感が強く親身になって寄り添える人
だと思います。
頼まれれば出来うる限り時間を確保して、
一生懸命相手の話を聴いてあげる。
しかも
どうして相手を傾聴するかといえば
・悩みや相談を聴くことで
今や未来に希望を見出して
しっかり生きて欲しい
・話すという行為の中から
自ら活路を見出して前に進んでほしい
・もし困ったことや悩み事があったら
気軽に相談できる相手がいるという
安全な場をしっかり用意することを通して
普段からチャレンジをする人を育てたい
という想いがあるから
じゃないかなーなんて僕は思うわけです。
そう。
相談することで自ら解決策を見出し、
自ら気付いたその方法をやり遂げる。
そして
周りに助けを受けながらも
自分で考えて主体的になってもらいたい!
さらには
その相手が自分と同じ立場になったときには、
親身になって話を聴ける人になってほしい。
傾聴型のあなたは、
優しくて、人間味に溢れ、
利他の心を持ち
利他の心で接することに加えて
悩みや苦しみさえも
しっかり受け入れることで、
人として成長するということを
全面的にサポートすることで
その人らしく成長してほしい。
そして将来、
関わる相手の話を
関わる相手の人生を
しっかり受け止められる人に
なってほしい。
そういう
人のすべてを受け入れて
未来までも想像する優しい人
なんだろうなと僕は思っています。
:
:
だからこそ、
・相手のために
どれだけでも時間を使うから
自分の時間が削られて
自分の仕事は
夜中や早朝に休日にやっている
・いっぱい聴いてあげても
仕事の成果や行動の変化に
すぐにはつながらないから
少しもどかしい
・相手が離れていくと
「これだけ聴いてあげて
親身になってあげたのに
裏切られた!!」
と傷つき、恨みに変わる
ということが
起こってしまうのかもしれません。
僕も会社員の頃
傾聴型の部分が大いにあったから
わかりますよ苦笑
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コーチング
学ぶ前もそうだったし
学んでからもしばらくは
聴き切らなきゃと
思い込んでたかもなー
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そこで、
ちょっとだけ逆の立場になって
想像してみていただきたいんです。
あなたが
子どもだとして
親の関わりでもいいですし
部下だとして
上司の関わりでもいいですし
クライアントだとして
先生やコンサルタントの関わり
でもいいです、
サンプル1より立場的に上の人が
「傾聴型」だったとしたら・・・。
ただひたすらに聴いてくれるけど、
特に答えまで辿りつくこともなく
「うーん、まあ頑張ります」的な
結論にばかり辿りついていたら・・・。
優しく包み込んでくれるけど、
自分は変われないな
結果出せないな
行動できないな
とさらに悩みが増したら・・・。
自分の話を聴いてくれることで、
相手の時間を奪ってしまい
なんだか申し訳ない
という気持ちが募っていったら・・・。
きっとサンプル1は
・相談ばかりして
なんだか申し訳ないな
・こんなに話を聴いてもらってるのに
全然できない自分はダメだなぁ
・話がアッチ行ったりコッチ行ったりして
自分の話し方が悪いのかなぁ
・悩みを話していたら
ますます悩みが深くなってきた
・っていうか、
聴いてもらえて少しだけ
気分は軽くなるけど
結局解決しないんだよな
・別の人に聞いたら
アドバイスをしてくれるから
あの人に聴こう
・まぁ、、いい人だから
ほどほどに付き合い続けていこう
そんな風に感じてしまう部分、
ありませんでしょうか?
とはいえ、
悩みや課題をしっかり聞いてもらえることで、
スッと気持ちが軽くなったり
何かアイデアに気付いたりして
次の行動に進みやすくなる
という可能性も持ち合わせています。
つまり、
傾聴型のもとだと、
相談がいつでもできる
アットホームな関わり合いが
できるものの
悩みや課題が
解決したりしなかったりで
部下のパフォーマンスはまちまち
相談に時間を取られるので
時間はいくらあっても足らず、
つねにあなたが遅くまで頑張ったり
結局期限を越えてしまったりする
そういうことが
起こりかねません。
良かれと思って
やっているのに、です。
相手のことを思って
しっかり聴いているのに、です。
:
大丈夫です。
あなたは
ただ傾聴したい人じゃないですから。
本当はその人の悩みや課題を
その人が自ら解決した上で
「さらに自分で考えて
アイデアを生んで
行動してほしい」
そして
「いずれ
自分がいなくなったり
自分のような立場になったら
周りを支援できる人になってほしい」
と思っていますもんね。
その想い、
ぜひ実現しましょうね!
次回は最後の
「対話型」
についてお伝えしたうえで
あなたが大切にしたい想いを
どうすれば実行できるか
についてお送りしたいと思います。
ではまたメールしますねー。
傾聴って大切ですよね。
とはいえ、
聴いてばっかりだったら
相手の気づきにムラが出るというか・・
大きな気づきになるときもあるし、
あまりインパクトのない
気づきになるときもあるし、
特に気づかずに
終わっちゃうときもあるし
相手と運に
任せ過ぎな部分があるんですよね・・・。
特に仕事の環境においては。
期日もあるし
責任もあるし、ね。
あっ!
毎度のことですけど
決して
「傾聴型」がいけない
という話ではありませんからね!
むしろ
しっかり聴けない人が多すぎる、
黙って聴けない人が多すぎる、
と思っています笑
雄 弁 は 銀
沈 黙 は 金
サンプル1の