配信日時 2020/06/28 09:30

<辛口>ロジャーズの「必要十分条件」その3

サンプル1へ

《あきなりメルマガ》
一緒に次のステージに進む
ほんの小さな一歩
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 山田覚也(やまだあきなり) 
┃   メールマガジン
┃       No.1241
┗ t e a m n e x t s t a g e ━━━━

こんにちは。
あきなりです。

今日もサンプル1が
貴重な時間を使って
このメールを読んでくれることが
本当にウレシイです。

ありがとうございます。


今日は
アクティブ・コミュニケーション
トレーナー養成講座 東京1期 DAY4。


福岡から振替で1人
0期生から振替で1人
オンライン参加→現地参加変更が1人


昨日は対面での講座生8人でしたが
今日は過去最大の11人にて開催です。

換気等々、さらに配慮します。

(常時マスク付けていますが・・
 肺機能向上するかな?笑)





では
本日の本題です↓



//////////

木・金に引き続き
カール・ロジャーズという
アメリカの心理学者さんの

 「治療的人格変化のための
  必要十分条件」

という論文から
必要十分条件をご紹介。

全部で6つ。

-----
そのうちの3つが

 ・カウンセラーの3つの態度
 ・ロジャースの中核三条件

ってヤツです。

カウンセラーと書かれていますが
これについてはコーチの場合も
合わせて書かせいただきます。
-----



今日はその3つ目を
ご紹介したいと思います。



*********************
第3条件
 
  第2の人(セラピストと呼ぶ)は
  この関係の中で”一致”しており
  統合していること。
*********************



第1条件が「心理的接触」
第2条件が「クライアントの不一致」
第3条件が「セラピストの一致」


第2条件でも出てきました。
一致・不一致っていう考え方。

-----
第2条件の反対ですね。
-----


*****

一致

 「自分の体験・経験を
  そのまま気づいている」

*****




「この関係の中で」ですから

クライアントとセラピスト(コーチ)
という”今ここ”での関係において

体験することと向き合い
そして気づいているということです。



第3条件のポイントは

 ・セラピスト(コーチ)にとって
  都合の良い感情や思考だけでなく
  一見都合の悪そうな感情・思考にも
  気づいている

ということでしょう。


「こんなことを思ってはいけない」って
感情や思考を押さえ込もうと
すればするほど大きくなるし、

非言語で相手に伝わるかもしれません。


「あ、いま自分は
 クライアントのこの表現に対して
 良くないなと思った」

みたいに、そう感じたしそう思ったんだね
と認める方がプラスでしょう。



プラス?

何のために、プラスか?



それは  傾 聴  のために、です。


-----

>補足<

「あ、いま自分は
 クライアントのこの表現に対して
 良くないなと思った」


コレはクライアントに対して思った
という単純なことではなく

きっとセラピスト(コーチ)側の
過去の体験や経験が織りなされ
複合的な要因があるうえで

クライアントの表現に対して

「あ、いま自分は
 クライアントのこの表現に対して
 良くないなと思った」

わけですね。

そういうことまで含めて
気づいている
ということだなぁと。

-----



つまりこれって


聴く側
(セラピストやコーチやカウンセラーなど)
をAさんだとしたら


Aさん自身が
Aさん自身を

受容し共感的に理解しようと
していることなんですよね。


そういう自分をまるっと受け入れ
そういう自分に共感的に理解する。


その行為が

クライアント自身が
クライアント自身を

受容し共感的に理解しようと
することにつながるんです。





今日はここまで。


ではまた
明日メールしますね。



ちなみに!!!
ココ勘違いしている人が多そうなので
声を大にして言います↓



この条件は


 聴く側(セラピストやコーチ)が
 体験していることに”気づいている”
 ということであり

 クライアントに”伝える”かどうかは
 まったくの別もの!!


ですよ。




思ったことを
バンバン伝えるのが良いことだと

 超 勘 違 い

している人が多いなぁと。


-----
 サンプル1、
 やっちゃってませんか?
-----


ロジャーズも

 セラピストの体験の表明は
 クライアントの受容と共感的理解を
 妨げる場合の選択肢のひとつ

という表現しかしていません。


あなたの立場の影響力が強くなるほど
サンプル1の不用意で無配慮な意見を
”気づき”として伝えることの悪影響に
”気づ”いた方が良いかもしれませんよ。


あ、あくまで良質な対人支援者として
相手の可能性と主体性を「信じ」
関わりたいという人向けのメッセージです。



自戒の念も込めて。




サンプル1の
『次のステージ』に進む
『小さな一歩』に向けて
ほんの少しでも
役に立ったなら
とてもウレシイです!

ありがとうございます。
本当に心から感謝です。



///////////////////

t~t~t~t~t~t~t~t~t~t~t~t~t~t~t~t~t
【個別コーチングについて】

 現在、メルマガ読者限定で承り中。
 下記日程以外をご希望の場合も
 お気軽にお問合せ下さい。 
 (zoom等のオンラインも可能です)


 継続等のお問合せはコチラから。

t~t~t~t~t~t~t~t~t~t~t~t~t~t~t~t~t

【トレーナ養成 第1期】

日程 福岡 東京 札幌
DAY1 5/23(土) 5/30(土) 6/06(土)
DAY2 5/24(日) 5/31(日) 6/07(日)
DAY3 6/13(土) 6/27(土) 7/04(土)
DAY4 6/14(日) 6/28(日) 7/05(日)
DAY5 7/23(祝) 8/29(祝) 7/18(土)
DAY6 7/24(祝) 8/30(祝) 7/19(日)



◇◆─────────────◆◇

▼ご連絡▼
ご感想はもちろんご意見・ご質問や
気になるテーマなどがありましたら
下記宛まで、ぜひお願いいたします。
mailmagazine@teamnextstage.co.jp
※いただいた感想につきましては
 本メルマガに掲載することがあります。
 不掲載ご希望の方は一言添えて下さい。

▼ご紹介▼
もしこのメルマガをサンプル1の
大事なお友達などにも読んでほしい
とのことでしたら是非下記のURLを
お知らせください。超ウレシイです。
https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=HSHStApg

▼配信解除▼
配信解除につきましては
大変お手数ではございますが
コチラまでお願いいたします。
サンプル1、今までありがとうございました。 

▽特定電子メール法に基づく表示▽
責任者:株式会社チームネクステージ
    代表取締役CCO 山田覚也
     アクティブ・コミュニケーション®
     マスタートレーナー
     名古屋工業大学 非常勤講師
住 所:東京都港区高輪
問合先:mailmagazine@teamnextstage.co.jp
◇◆─────────────◆◇
最後の最後までお読みいただき
本当にありがとうございました。

もはやマスクは
自身の予防というよりは
まわりへのエチケットですね。
講師として話すときは
あの透明なプラスチックマスク
の方が良い気がしますー。