配信日時 2018/01/12 08:03

『「ASD」って何? 「発達障害」って何?』その(3)・『発達障害の3領域』と『障害の重なり』

ASD(アスペルガー)は天才!
発達障害専門コーチング
桑田けいこ です。


また、ちょっと堅い
「発達障害」の定義の話に戻ります。

これは、
子どもに関わることのある方の
「一般常識」としても、とても重要です。

また、最近は「大人の発達障害」も身近な
問題となっています。

「知らない」と「知っている」は、雲泥の差です。
知識は理解を深めます。
以下、是非、お役立てください。



これまでのメルマガ記事

『「ASD」って何?
 「発達障害」って何?』その(1)

と、 その(2)  から、


『発達障害』とは、

------------

生まれつきの脳の機能不全により、幼少時の
認知能力、学習能力、運動能力の発達に、
かたよりや遅れが出る障害。

様々な困難が生じやすく、困難を避けるには
周囲の人の理解と支援が必要。

心の病気ではなく、成長が遅れることもない。

社会生活上の適応がうまくいかず、大人や
周囲の人から叱られることが多く、そのため
「自己肯定感」が低くなるのが、問題となる。

自信をなくして、二次障害の不登校や、心の
病気、ひきこもりなどにつながることがある。

また、杉山登志郎氏によって、
「発達障害」というよりは、「発達の道筋の乱れ」
であるとされ、

「発達の凸凹(でこぼこ)」と呼ばれている。

「発達の個体差」であって、その子どもによっ
て、できることとできないことの差が大きい。

「認知の仕方の特徴」でもあることから、
「認知の凸凹(でこぼこ)」とも呼ばれている。

------------

と、いうものでした。


さらに、
「発達障害」には3つの領域があります。

    (3つの円で表した図は、下の
    アメブロでご覧ください。)
https://ameblo.jp/coach-kuwata/entry-12343693997.html


「発達障害」の3つの領域
1)「ADHD」(注意欠如・多動症)
2)「ASD」(自閉症スペクトラム障害)
3)「LD」(学習障害)    


2)番目の
「ASD」(自閉症スペクトラム障害)は、

 「自閉症」と「アスペルガー症候群」を連続
する一つの障害として表した診断名です。

2013年のアメリカ精神医学会の発表による
『DMS-5』で決められました。

この『DMS-5』の診断基準により
「アスペルガー症候群」と、
「広汎性発達障害(PDD)」 は、診断名として
なくなりました。

ところが、『DMS-5』の発表前の


「発達障害」の従来の3つの領域
1)「ADHD」(注意欠如・多動症)
2)「アスペルガー症候群」
3)「LD」(学習障害)    

のうち、「アスペルガー症候群」だけが、
「自閉症」も含む
「ASD」(自閉症スペクトラム障害)
と名称変更になってしまいました。

それで、
以前に慣れ親しんだ名称の方がイメージ
しやすいので、「ASD」と名称は変わったが、

ほぼ「アスペルガー症候群」のことを表すと、
「ASD(アスペルガー症候群)」と、表記され
ることが多くあります。


-----以下、

   『発達障害の3つの領域』
    の具体的な内容です。


1)「ADHD」(注意欠如・多動症)とは、

不注意、多動(落ち着きのなさ)、衝動性を
三大症状とする。
(勉強や仕事でのミスに悩むことが多い。)

この3つ以外には、不器用な者が多いこと、
知的な能力に比べて学力の遅れを、生じる者が
多いこと等が主な症状として知られている。

また、成長すると、しばしば情緒的なこじれ
が認められ、その主なものは反抗挑戦性障害
という診断名で呼ばれる。

そもそも子どもは多動な存在であって、3才・
5才・7才児を比較すれば、年齢が幼いほど
集中力の持続は短く、落ち着きもない。

許容される多動のレベルは国や文化によって
大きく違うため、ADHDの罹患率は国で大き 
く違う。日本では、3~5% 。




2)「ASD」(自閉症スペクトラム障害)とは、

1.「社会性の障害」

相手の目を見ることや、視線を合わすことが
苦手であったり、手をつないだり体に触った
りすることが苦手であったり、人と関わる
ことが苦手なことが多い。

(しかし、例えば、相手の目を見ることは、
3分の1の人くらいの人は苦手ではない。)

急な変更に対応できないことがよくある。


2.「コミュニケーションの障害」

言葉によらないコミュニケーション、例えば
相手が怒っているのか、悲しんでいるのか、
喜んでいるのかを、表情や声の調子から理解
することだが、これが苦手な場合が多く。
人間関係がうまくいかなくなることがある。


3.「想像力の障害」

例えば、静かにするべき場所なのか、騒いで
よい場所なのかがわからないので、その場に
合わせた対応ができないことがある。
                                  
社会の「裏ルール」、「暗黙のルール」が分から
ず、みんなには当たり前のことができない。


4.「こだわり」

色・順序・形などでの物体へのこだわりで
生活面での障害がある。


5.「感覚過敏」と「感覚鈍磨」

視覚・聴覚・触覚・味覚など、どの感覚にも
過敏の症状や鈍麻の症状が見られる。




3)「LD」(学習障害) とは

知的発達の遅れがないのにもかかわらず、
例えば、読字、写字、計算など、学習の特定の
領域に限定した学習に極端な問題を抱える。

計算障害は、固まりとしての数のイメージ化
ができないため、比較的単純な計算もままな
らない。

最も多い読字障害は、言葉の基本となる音素
の認知自体にハンディキャップがあり、言葉
のまとまりとしての把握が難しくなり、読字
が困難となる。
                     
純粋な学習障害は少なく、ADHDやASDの
他の発達障害に併発してみられる。特にASD
とは、様々な学習の凸凹が認められる。     


-----以上が
    『発達障害の3つの領域』でした。
                  


『障害の重なり』

3つの発達障害の領域は、お互いに関係して
いる。ADHDとASDの重なり、ASDとLD
の重なり、ADHDとLDの重なり、3者の
重なりもある。

重なっている場合は障害の
併発となり、診断名も並記される。


※「発達障害の診断」は、

5才0ヶ月から16才11ヶ月を対象に
「WISC-IV」(ウィスク-フォース)という
知能検査(45~60分)を病院で受け、診断
の判定を聞く。


では、
この3つの領域を持つ「発達障害」。

さらに、


・「遺伝」と「発達障害」との関係は?


・「大人の発達障害」ってなに?


なのでしょうか?

以下、この2つについて述べます。

----------

・「遺伝」と「発達障害」との関係は?

「遺伝」(生まれつき)の影響が大きいのか、
「環境」(教育または体験)の影響なのか、
「発達」には、つきものの質問です。

ここで、
「発達障害」と「トラウマ」(心的外傷)の関連
については、「トラウマ」、特に「子ども虐待」
を受けたとき、「発達障害」は「行為障害」(非
行)へと発展することが多くなります。

つまり、「発達障害」は、
「子ども虐待」という「環境」に影響を受け安
い、ということになります。

特に、ASD(自閉症スペクトラム障害)の子
どもは、普通に生活していても怖い世界が
広がっていて「トラウマ」的になりやすいと
いう面があります。

一方、「トラウマ」を情報処理する脳の中の
扁桃体(恐怖・不安・悲しみなどの情報処理)
が生まれつき小さい人がいる、ということ
も分かってきました。

扁桃体が小さいと、
強いトラウマへの反応が生まれます。また、
生まれつき、ということは、扁桃体が小さ
いという「遺伝」であることになります。

しかし、この小さい「扁桃体」が作られる原
因は虐待を受けること「環境」だということ
です。「遺伝」自体が「環境」の影響を受けて
いるということになります。

このように、「遺伝」と「環境」が相互に
関連し合って「発達障害」につながると考え
られています。


---------

・「大人の発達障害」ってなに?

子ども時代の「発達障害」が見落とされて、
すでに二次障害となっていることがあり、
診断できる精神科医はまだ多くありません。           

もともと「発達障害」とは、子どもの発達段
階での乱れを診断するもので、大人が診断
対象ではないからです。

子どもの頃からの成長の記録や証言がなけれ
ば確定診断はできません。

ASDは、二次障害として、うつ病や統合失調
症と結びつきやすく、現在、うつ病や統合
失調症と診断されて、投薬治療をしている
のに改善が見られない大人の方は、実は、
ASDであったということがよくあります。

大人のADHDの症例としては、診断が遅れ
たため、大人になるまでに様々な「誤学習」を
重ねた結果(例えば、人に評価されるには
目立つのがよいと、無理をして役職に立候補
しまくって、逆にひんしゅくを買うなど)、

自分では気付かない行動の特性を形作り、
自分の子どもの手のかかる行動に激怒して
体罰を繰り返すことをしていた母親の例が
あります。

このような場合には、過去の生育歴をたどり
ながら、過去のトラウマ処理が必要となりま
す。


まずは、自分の「凸凹の存在」に気付くこと。
そして、その凸凹に対して行われている
「代償のパターン」に気付くことです。

例えば、整理整頓がおのずからできないこと
が理由で片付け魔になり、その過剰な代償に
よって、自分で自分の首を絞めているなどで
す。

以下に10個、大人の発達障害の凸凹を挙げ
ます。凸凹の振り幅が大きく、代償の行為を
すでにしていれば、要注意です。

1.二つのことが一度にできない。

2.予定の変更ができない。

3.スケジュール管理ができない。

4.整理整頓ができない。

5.興味の偏りが著しい。

6.細かなことに著しくこだわる。

7.人の気持ちが読めない。
                                                                                        
8.過敏性をめぐる諸々の問題。

9.特定の精神科的疾患の注意。

10.クレーマーになる。

※以上の10項目の詳しい内容は、

「発達障害のいま」杉山登志郎、
講談社現代新書、2011/7/20、760円
227ページに記載されています。


----------

今日も読んでいただいて 
ありがとうございました。 


桑田 けいこ 

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