ある若い小児科医のお話です
M医師は
白血病とか小児ガン
難病の子どもたちを多く診ていました
なかなかたいへんな職場
あるとき17歳の高校生A君を担当することになりました
A君は白血病で助からないかもしれないほど重症
しかも被害者意識が強い
「なんで俺がこんなに苦しまなければならない!」
「早く治って学校にも行きたいし、好きなことをしたい!」
周りの人たち・両親・看護婦さんに不満をぶつけました
M医師には
「先生 早くなおしてくれよ!」
「いつまでたっても良くならないじゃないか!」と
怒りをぶつけました
A君は強い不眠でした
夜中もナースコール連発
A君は非常に困難な患者さんでした
それでもM医師は
なんとか治してあげよう
努力
努力
努力
しかし
病状は悪化
手段がありません
A君は文句を言います
が
だんだん衰弱していきます
そして
自分の運命を呪っていました
M医師は今まで
ほとんどうまくいってきました
しかし
今回だけは
無念
自分のあらゆる能力
全ての労力
A君にそそぎ
A君はますます荒れ
悪態をつく。
こんなに一生懸命にやっているのに。
M医師は
考え始めました。
考えて
考えて
考えて
「A君を死なせたくない」
そして
自分のなにがいけないのかを真剣に考え出しました
自分の心の中に
思い上がり
コンプレックスなど
ないだろうか?
M医師は
小さいときからエリート
親の期待を背負って
良い成績を取り
中高ともトップの成績
めでたく東京医科歯科大学に合格
期待に応えて医者になり
生まれた島が沖縄
差別意識があり
いつか見返してやる
という気持ちが強い
であるがゆえ
ほとんど挫折を知らず
周囲の期待に応えてきた。
自分の能力には自信がある
できないことなど自分にはない
しかし
患者が自分の思いどおりにならない。
不思議だ
「俺が治してやる」
「俺が治してやる」
「俺が治してやる」
でも
治せない
なんとかA君に治ってもらいたい
そのためには何でもやろう
彼は
看護婦さんたちに頭を下げて協力をお願いしました。
「A君をこのまま死なせたくない」
「どうしても助けたい」
「どうか協力して欲しい」
それから
時間はかかりましたが
全員がA君想いに変わりました。
するとA君は
態度が変わります。
悪態をつかなくなりました。
そして
感謝の言葉がでるようになりました
それでも
大量のモルヒネ投与でも
眠ることができない
日が続いていました
ある時
M医師は自然に
A君の胸に手をそっとしばらく当てました
すると
それが合図だったように
A君は眠り始めました
それ以来
A君は
M医師のタッチで眠るようになったのです
A君は素直になりました。
最後にA君は
M医師はじめ
看護婦さんたち
周りの人々に
深い感謝と
励ましの言葉を残し
心静かに旅立っていきました
「なんでこんな俺を生んだんだ」と荒れ狂い
両親に悪態をついていたA君が
「もう一度生まれ変わったら またあなた方の子どもに生まれたい」と言う言葉を
のこしていったそうです。
A君は治らなかったけれど
癒されました
そして
周囲の人々を
癒して
旅立ったのです。
本当に治すということは
「癒す」ということかもしれません。
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