配信日時 2017/04/18 17:37

最後に残る本当の治療「裏らっぽんより」

ある若い小児科医のお話です




M医師は
白血病とか小児ガン
難病の子どもたちを多く診ていました

なかなかたいへんな職場


あるとき17歳の高校生A君を担当することになりました


A君は白血病で助からないかもしれないほど重症


しかも被害者意識が強い


「なんで俺がこんなに苦しまなければならない!」


「早く治って学校にも行きたいし、好きなことをしたい!」


周りの人たち・両親・看護婦さんに不満をぶつけました



M医師には


「先生 早くなおしてくれよ!」
「いつまでたっても良くならないじゃないか!」と



怒りをぶつけました


A君は強い不眠でした


夜中もナースコール連発



A君は非常に困難な患者さんでした


それでもM医師は
なんとか治してあげよう


努力

努力

努力


しかし
病状は悪化



手段がありません



A君は文句を言います




だんだん衰弱していきます


そして

自分の運命を呪っていました



M医師は今まで
ほとんどうまくいってきました


しかし


今回だけは


無念


自分のあらゆる能力


全ての労力


A君にそそぎ


A君はますます荒れ


悪態をつく。




こんなに一生懸命にやっているのに。




M医師は


考え始めました。


考えて

考えて

考えて

「A君を死なせたくない」



そして
自分のなにがいけないのかを真剣に考え出しました



自分の心の中に

思い上がり

コンプレックスなど


ないだろうか?




M医師は

小さいときからエリート


親の期待を背負って


良い成績を取り


中高ともトップの成績


めでたく東京医科歯科大学に合格


期待に応えて医者になり


生まれた島が沖縄


差別意識があり


いつか見返してやる


という気持ちが強い


であるがゆえ


ほとんど挫折を知らず


周囲の期待に応えてきた。


自分の能力には自信がある


できないことなど自分にはない




しかし



患者が自分の思いどおりにならない。


不思議だ


「俺が治してやる」


「俺が治してやる」


「俺が治してやる」


でも


治せない


なんとかA君に治ってもらいたい


そのためには何でもやろう


彼は


看護婦さんたちに頭を下げて協力をお願いしました。


「A君をこのまま死なせたくない」

「どうしても助けたい」

「どうか協力して欲しい」



それから


時間はかかりましたが


全員がA君想いに変わりました。


するとA君は


態度が変わります。


悪態をつかなくなりました。


そして

感謝の言葉がでるようになりました


それでも


大量のモルヒネ投与でも
眠ることができない
日が続いていました


ある時


M医師は自然に


A君の胸に手をそっとしばらく当てました


すると


それが合図だったように


A君は眠り始めました


それ以来


A君は


M医師のタッチで眠るようになったのです


A君は素直になりました。


最後にA君は


M医師はじめ

看護婦さんたち

周りの人々に


深い感謝と

励ましの言葉を残し

心静かに旅立っていきました




「なんでこんな俺を生んだんだ」と荒れ狂い


両親に悪態をついていたA君が


「もう一度生まれ変わったら またあなた方の子どもに生まれたい」と言う言葉を



のこしていったそうです。


A君は治らなかったけれど


癒されました


そして


周囲の人々を

癒して


旅立ったのです。


本当に治すということは


「癒す」ということかもしれません。




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